黒海地方、洪水被害
2017年09月29日付 Hurriyet 紙


黒海地方では、河床の設計ミスにより起きる洪水で、何年間も人命が奪われてきたが、昨日もまたこのために一人が死亡した。

リゼ県チャイエリ郡で、前日に始まり夜に影響を増した激しい雨は、この地域で洪水と土砂崩れを引き起こした。郡から24キロメートル離れた場所にあるギュルプナル村では、倒壊した家の残骸の下に取り残されたソンギョル・トランさん(50)が死亡し、ソンギョルさんの母エスマ・トランさん(75)は負傷者したが救出された。チャイエリ-カプタンパシャ、リゼ-キュチュクチャユル、チャムルへムシン-アルデシェン間の高速道路は洪水のために通行止めとされた。県内で約40の村との交通が絶たれ、チャムルヘムシン郡の学校は休校とされた。町全体では6世帯が土砂崩れの危険があるため避難させられた。カルカンデレ郡では2台、パザール郡では1台の作業機械が浸水した。ヘムシンでは24時間で164キロの雨が降った。

■知事:3クルシュあれば土地に手を加える

県内を視察したリゼ県のエルドアン・ベクタシュ知事は次のように述べた。
「住民は意識の低い土地開発により大きな被害を受けている。彼ら自身も、我々もこの損害を目の当たりにしている。後から修復するのは非常に難しい。家までの道を作ろうとした者は、3クルシュ(1リラの100分の1)のお金しかないのに機械をレンタルし、土地を開発している。これは本当に害のあることだ。住民は、『専門知識も技術支援もないまま土地を開発したら何が起こるか?』を考え、計算や考えなしに土地に手を加えてはならない。これはとても大事なことだ。」

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( 翻訳者:岩井美咲 )
( 記事ID:43471 )