イラン大統領府長官、米国のイランの軍事施設の視察要求に反論
2017年09月18日付 Hamshahri 紙


 マフムード・ヴァーエズィー大統領府長官は、アメリカがイランの軍事施設の査察を要求してきた件につき、「米国新政府は、[核合意文書である]包括的共同計画JCPOAの中身を理解していない」と述べた。

 メフル通信によるとヴァーエズィー氏は、米国が[イランの]核施設の査察と軍事施設の査察との間に違いはないと表明したことに対し、このように反論した。「私の見解ではJCPOAにおいて全てが明らかになっており、全ての段階を踏んでいる。」

 同氏は、次のように強調した。「米国新政府は、JCPOA合意文書の中身を理解しておらず、イランとIAEA国際原子力機関とのここ3、4年の協力を知らないがゆえに奇妙なことを述べている。もっとも、トランプ氏はイランに関することのみばかりではなく、自国についてさえも奇妙な発言を繰り返しているが。」

 米国のニッキー・ヘイリー国連大使が、「JCPOAにおいて、核施設の査察と軍事施設の査察との間に違いは明言されていない」と表明したことに続いて、IAEAの天野事務局長も木曜にこの主張を支持した。

 米国は、JCPOAの利益をイラン側に最小となるよう核と無関係な問題を核問題に持ち込もうと意図しているのである。

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( 翻訳者:HK )
( 記事ID:43488 )