エルドアン大統領、アンカラなど6都市の市長に辞任要求?
2017年10月02日付 Hurriyet 紙


共和国大統領兼公正発展党党首、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が、アンカラ、ブルサ、バルケスィル、ウシャク、ニーデ、ネヴシェヒルの市長の辞任を要求したという。

タイイプ・エルドアン大統領が、アンカラ市長メリフ・ギョクチェキを含む6市長の辞任を要求したという。この話が最新の中央決定運営委員会で上ったことが判明する中、ギョクチェキが反対したという。政府広報官ベキル・ボズダーは、その噂を否定も肯定もしなかった。ボズダー広報官は、「私は政府広報官である。党の広報官ではない。今この話題に関して何の情報もない。党の広報官に聞いたら、より情報を得られるでしょう」と話した。

エルドアン大統領の「金属疲労がある。組織をリニューアルするつもりだ」というメッセージの後、イスタンブル市長カーディル・トプバシュ、デュズジェ市長メフメト・ケレシュが辞任し、アンカラの舞台裏では他の辞任の動きがあることも話題になった。金属疲労、FETÖ派の疑い、党内で不協和を生み出した行動と発言のために、10〜15の市長の辞任が要求されたという。その中にはイスタンブル、アンカラ、ブルサ、バルケスィルの市長の辞任が要求されたとの噂はここ暫く流れていた。

昨日、閣議が首相ビナリ・ユルドゥルムが議長となって行われた際、この噂は一層話題となった。エルドアン大統領が、アンカラ市長メリフ・ギョクチェキ、ブルサ市長レジェプ・アルテぺ、バルケスィル市長アフメト・エディプ・ウウル、ウシャク市長ヌルッラー・ジャハン、ニーデ市長ファルク・アクドアン、ネヴシェヒル市長ハサン・ウンヴェルの辞任を要求したと明らかにされた。エルドアン大統領がこの面々に対し、辞任については公正発展党(AKP)党大会が終了するまでは猶予したという。

■ギョクチェキは抵抗

辞任請求が9月27日のAKPの中央決定運営委員会において議題にあがったとされた。辞任請求に対しアンカラ市長メリフ・ギョクチェキが反発したという。

カーディル・トプバシュの「理由なき」辞任の理由のうちの一つと言われる、拒否した5つの開発案に対して、「賛成」票を投じたAKP所属イスタンブル広域市とベイコズ区議会議員ムハッレム・カシュトールは、ツイッターのメッセージで、「親愛なるメリフ・ギョクチェキ市長よ。約百年にわたる奉仕愛に感謝し、市民生活での成功を願う、と言うのを、待ちきれない」と発言した。

エルドアン大統領が議事進行役を務めるアフヨンカラヒサルでの週末に実施される第25回検討と評価会議では「党大会プロセス」と関係して「市長たちの辞任」が議題となると予想される。

■否定もしないし肯定もしない

副首相ベキル・ボズダーは、閣議のあと設定された記者会見で、辞任請求に関する質問に関して「私は政府広報官である。政党の広報官ではない。今この話題に関して何の情報もない。党の広報官に聞いたら、より情報を得られるでしょう」と答えた。

■AKP所属ハサン・ウンヴェルから辞任の噂に関する発言

ネヴシェヒル市長ハサン・ウンヴェルは、ツイッターを通じてエルドアン大統領の辞任請求のニュースを否定した。ウンヴェル市長は、「少し前、カナルDニュースで私の名に触れたニュースは放送された。悲しいことに、私個人から情報を得る前に放送されたこのニュースは私ついて全くもって事実に値するものはない。敬愛なるエルドアン大統領は私の辞任など望まなかった。皆様に慎んでお伝えする。このニュースを作ったものたちに関して、私の取れ得る全法的権利を行使することを明らかにする」とあった。

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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:43494 )