米土ヴィザ停止問題元凶のメティン・トプブとは何者か?
2017年10月09日付 Cumhuriyet紙

アメリカ合衆国とのヴィザ問題は、アメリカ領事館職員のメティン・トプズが、フェトフッラー系テロ組織(FETÖ)のメンバーとつながっており、彼らの国外逃亡を手助けしていたとして拘留されたことが原因だ。では、アメリカ領事館職員のメティン・トプズとは何者で、彼についての主張とはどのようなものなのか?メティン・トプズは、FETÖ派の警察官や検察官としかつながっていなかったのか?いま、メティン・トプズの、議題に「上っていない」謎の人間関係と真相を記す。

以下は、1982年にアメリカ領事館へ職員として入ったメティン・トプズの、警察の間ではよく知られ、現在は驚愕の事実のように語られる経歴である。

■領事館職員から、麻薬取締局職員に

メティン・トプズには1982年に在イスタンブル・アメリカ領事館で職員として働き始めた。1993年まで領事館に勤めたトプズは、同年、イスタンブル警察局に設置されている薬物担当局のアメリカ覚せい剤取締部として知られる麻薬取締局(DEA)の連絡員として任命され、1993年から2002年まで勤めていた。

■薬物担当局に事務所

メティン・トプズは、ヴァタン通りにあるイスタンブル警察局のBブロック5階の一室が割り当てられていた。1人ではなく、アリ・アラビアンという人物と10年間ここで働いていた。彼の仕事は、イスタンブル薬物担当チームとアメリカDEA職員とを仲介することだった。

■同じチームが薬物担当事務所に盗聴器を設置

メティン・トプズとアリ・アラビアンは、イスタンブル薬物担当事務所に盗聴器を設置する任務も担った。メジディイェキョイにある分館の9階で、ガイレトテペのPTT(郵便局)から引かれたケーブルを使って盗聴が行われていた。当時のシステムは領事館職員によって設定され、一見すると覚せい剤取締のために使用されているようだったが、システムは盗聴を許してしまっていた。同時期に、この分館の入り口には、アメリカ人からX線ゲートが贈られていた。

■イスタンブル警察局の全ての警察局長・警視正・検察官を知っていた

(メティン・トプズは)職務期間中に警察及び裁判所で目覚ましい環境を手に入れた。2002年以降もこの関係を続けた。正確には、トルコの検察官、警察局長、警視正らがこの関係を継続したのだ。

2002年から2015年の間、警察と検察局ではFETÖが権力を握っていた。メティン・トプズが関りを持っていたのも当然FETÖの者たちだった。警察局長と警視正らは、外部任務とヴィザのために専らメティン・トプズと連絡を取った。DEAの訓練のためにアメリカへ行こうとする者や、長期のヴィザを得たい者たちはみなメティン・トプズに会っていた。トプズは2002年以前に関りを持った者たちと同様、これらの人物たちとも関係を切らさなかった。

■FETÖ派警察高官との関係も同時期に

メティン・トプズの罪状として、捜査対象となって拘束されたFETÖ派の警察高官や検察官とつながり、彼らの国外逃亡を手助けしてたことが挙げられている。トプズが関りを持っていた者たちの中には、現在逃亡中で元組織犯罪対策局およびテロ対策担当局局長補佐のムトゥル・エキズオールや、フェネルバフチェへの八百長工作を行ったナズミ・アルドゥチ、(2013年)12月17日から25日の大収賄捜査を編成したヤクプ・サイグル、そして逃亡中のFETÖ派検察官ゼケリヤ・オズもいる。

(写真)メティン・トプズの捜査令状

■警官と検察官に豪華国外旅行

警察高官と検察官の国外のサッカー観戦への招待およびその費用の支払いも、メティン・トプズとその友人アリ・アラビアンを介して行われた。

■メティン・トプズはByLock使用者の警官、検察官以外の人物とも面識があった

トルコ国籍を持つメティン・トプズに手の届かぬ場所はなかった。すなわち、FETÖ派の警官との関係があったように、あらゆる組織や裁判所ともつながりがあった。

■ラッキーS号捜査、クスメティム1号捜査にもメティン・トプズがいた

薬物担当局で仕事をしていたジャーナリストがよく見知っていた1人がメティン・トプズだ。(麻薬運搬船の)ラッキーS号捜査、クスメティム1号捜査で、DEAトルコ長官のミカエル・スパサロと共にマルマリスへ向かったチームにいたのだ…。

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(翻訳者:金戸 渉)
(記事ID:43536)