年末までにAKP10広域市市長、辞職へ
2017年10月13日付 Hurriyet 紙


AKPは、2019年3月に行われる地方選挙よりも前に、成功を収めない広域市長に関して始めた罷免計画を2か月以内に完了させる予定だ。計画は10名程度の首長を含んでいると伝えられている。この計画に対する世論の反応をはかるためにアンケートがとられている。

イスタンブル広域市市長のカーディル・トプバシュが辞任させられたこと、その後も最新の中央決定運営委員会で5つの県の首長の辞任が要求されるという噂の後、その流れが続いている。党執行部は県と郡の首長に関して実施される計画が年末までに完了し、この問題を優先議題から除くと決定した。党内では「これらの首長たち は成功せず、汚職や不正行為を行っているため辞任させられた」というような議論が党にダメージを与えるとし、作戦を一刻も早く終わらせ、問題を終結させることが必要である、と言われている。

■イスタンブルに調査団が向かった

カーディル・トプバシュが離職したのち、AKP党本部から一行がイスタンブルへ向かい、市執行部と区首長に関する調査を行った。イスタンブルでは区首長のうちの一部の辞任が要求されるだろうと伝えられている。イスタンブルではこの数が3名ほどであり、年末までに上の指示を受ける首長の数は県と区としては10名にもなるだろうだと言われている。イスタンブルとデュズジェ以外にまだ辞任をする首長はいない。アンカラ、バルケスィシル、ブルサ、ニーデ市首長に関する計画は続行しており、これに数県が付け足され、計画が今年の年末までに完了するといわれている。

AKPは首長に関して行われている作業が長期的に問題を生み出すであろうといった評価をしている。[選挙によって]選ばれた首長が本部の指示によって辞職させられることは問題を生み出し、これらの首長に関して露わになったトラブルが何であるかが情報共有されていないと言われている。党本部は首長に関する計画がAKPの支持基盤と[支持の]可能性のある有権者にどのような影響を与えるのかを調べるためにアンケートをとっている。この計画の賛否の影響を有無を計ることになるだろう。

■22名の県代表が罷免された

AKPにおいて2018年に行われる大規模な党大会に向けた準備が続いている。党の組織局からの情報によると、各地の県大会を待つことなく22名の県党代表が役職を奪われた。これらの県のうち18の県代表の任命がなされた。この過程で党大会に向けて、6つの県がさらに県代表が変わる予定であると伝えられている。現在までに404もの郡大会が行われた。郡大会の後に県大会が始められるだろう。大規模な党大会が遅くとも2018年9月に行われることが予定されている。

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( 翻訳者:前口翠里 )
( 記事ID:43561 )