モロッコ:ダーイシュと関連のあるテロ組織を粉砕
2017年10月14日付 al-Hayat 紙

【ラバト、ニューヨーク:AFP、ロイター】

モロッコ当局は昨10月14日、「ダーイシュ」と関係のある「テロ組織細胞」を粉砕したと発表した。治安作戦で11人が逮捕された。ムハンマド6世国王が秋季議会の開会演説を行った翌日のことである。同国王は、演説の中で「国民の利益を軽視し、弄んではならない」と強調した。

内務省声明によると、フェズ、メクネス、クリーブカ、カサブランカ、ザウイア・シェイック、シディ・ベヌーア、ドゥムナット、シディ・ハラゼムといった都市で活動しているテロ組織細胞のメンバーは、「ダーイシュ」の支部の調整者たちの助言で、センシティブな場所を狙った危険この上ないテロ作戦の実行を計画していた。

モロッコメディアが報道した録画映像は、北部フェズの一角にある建物を包囲する中央司法捜査局の部隊を映し出していた。完全武装したモロッコ警察所属精鋭部隊のメンバーは、同テロ・ネットワークの計画立案者と共犯者1名を逮捕した。

内務省が出した声明によると、上記の作戦において、武器、弾薬、催涙ガス弾の容器や爆弾作成に使用できる化学物質、加えて爆弾ベルトのためのチョッキ2着などが押収された。

モロッコ国王は、一昨日の10月13日夜開かれた議会でのスピーチにおいて、「国民の利益を軽視し、弄ぶことは一切ない」と強調した。これは、アル・ホセイマ地方の開発のため既に決定されていたプロジェクトの履行が遅れたことを示すレポートを、会計院が提出した数日後のことだ。アル・ホセイマ地方では、開発と貧困・失業との闘いを求める民衆運動が起きている。

(後略)

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( 翻訳者:宮下香純 )
( 記事ID:43571 )