CHP元党首デニズ・バイカル、危篤
2017年10月17日付 Milliyet紙


共和人民党(CHP)の元党首で、CHPのアンタリヤ選出国会議員であるデニズ・バイカル氏が、脳で起こった圧力のために、三回目の手術を受けた。バイカル氏は今朝も同じ理由で手術を受けた。感染のリスクのために病院への出入りは禁止された。

バイカル氏の健康状態に関して会見を行ったアンカラ大学学長教授イビシュ博士は以下のように話した。「私たちは、今この瞬間まで、より良い結果を目にできるよう希望をずっと抱き続けてきた。しかしながら、現状を見る限り、もちろん希望は常に持ち続けているが、いくつかのネガティブなことが起こっていることを、皆さんもご存知だろう。皆さんともこの情報を共有する。」

アンカラで昨日、脳へと続く血管で発生した血栓のために病院へと運ばれ、集中治療となったCHP元党首で、アンタリヤ選出国会議員のデニズ・バイカル氏は、今朝脳内の血圧上昇を理由に手術を受けた。眠らされていたバイカル氏は、夕方もう一度手術を行った。脳内の圧力のために3回目の手術を受けたバイカル氏は、再度集中治療となった。

■病院からの緊急会見

アンカラ大学学長教授エルカン・イビシュ博士は、バイカル氏の2回目の手術に関して行った会見で以下のように話した。

「現在、出血はありません。そのことに関しては私たちもほっとしている。デニズさんは、脳を休め、新たな脳のダメージに対し保護をできるようにするため、そして肺の活動を助けるために、現在は眠らされている状態だ。」

この会見から数時間後、イビシュ学長は、報道陣に対して再度会見を行った。アンカラ大学学長は、「私たちは、今この瞬間まで、より良い結果を目にできるよう希望をずっと抱き続けてきた。しかしながら、現状を見る限り、もちろん希望は常に持ち続けているが、いくつかのネガティブなことが起こっていることを、皆さんもご存知だろう。皆さんともこの情報を共有する」と語った。

イビシュ学長はさらに、「現在、彼は再度集中治療を受けている。呼吸器が用意され、脳のサポートも用意されている。このプロセスの中で、自身はもちろん意識がはっきりしない状態で眠っている」とも述べた。

■48-72時間の危機

前に行われた会見で48-72時間という概念を持ち出したと述べたイビシュ学長は、脳のダメージと脳に関連する病気において48-72時間以内に合併症が起こる可能性がいわれていることに触れた。イビシュ学長はこれらのいくつかは脳の水腫の発生が伴うとし、「この度合いが重要だ。脳出血も合併症のひとつでありうる。他の合併症といえば、脳内血圧の上昇である。本来すべて互いに関連があり、互いを促進する要因なのである」と話した。イビシュ学長はバイカル氏の健康状態は、脳内の血圧上昇のために突然広がるような状況であるとし、以下のように話した。

「私たちの友人がこれを見つけ、これが脳でのダメージ、丈夫な組織で別のダメージに繋がらないようすぐに処置を行った。手術を行い、彼の血圧に関連して新しく脳のダメージが発生するリスクをも消滅させた。もちろんこの処置が脳の水腫のネガティブな影響を消滅させた。今現在出血はない。そのことに関しては私たちもほっとしている。デニズさんは、脳を休め、新たな脳のダメージに対し保護をできるようにするため、そして肺の活動を助けるために、現在は眠らされている状態だ。夜8時頃もう一度X線断層写真撮影が行われる予定だ。連続して行うX線断層写真撮影をもって継続的に検討していく。またそれによって治療計画が再び整えられる予定だ。」

イビシュ学長は、脳がとても繊細でリスクに満ちた器官であることに注意を惹きながら、以下のように話した。

「今現在の状況では、すべては医者の友人の治療の下にある。治療もよい形で行われている。しかし、今後の過程において異なる驚くような出来事と遭遇するかもしれない、それはもちろん知ることはできない。だからこそ、実際に頻繁に経緯を見守り、継続的な検査と治療を行っているのだ。」

■面会禁止

バイカル氏を見舞いに訪問することも適切ではないと強調するイビシュ学長は、以下のように続けた。

「デニズ・バイカル氏への面会を昨日も禁止したと思うが、今日も禁止だ、しばらくの間禁止である。なぜなら感染症のリスクを負いたくないからだ。目の前に行く度に、いくつかの単語であっても話そうとしている。彼の脳の機能に無理を強いたくない。そのためにも、彼自身を眠らせ、厳に面会禁止としているのである。彼と会うことには、誰であっても許可を与えないつもりでいる。」

バイカル氏の体へ行われたステントの適用の成功に関する質問に対しては、イビシュ学長は以下のように回答した。

「皆さんもご存知のように、最初運ばれてきたときはステントを用いた適切な措置をもって、血栓が取り除かれた。再び血管は開き、とても良い状態だ、そこには何も悪いところはない。脳の血液だが、脳の血流には問題はない。ダメージを受けた部分を除いた他の部分の血液には何の問題もない。」

2回目の手術が、脳内の血圧上昇に関係して行われていたことを明らかにしたイビシュ学長は、「これは、それが生み出しうる第二のリスクを避けるためだった。なぜなら、私たちにとって第一に重要なことは、デニズ氏の命の危機を取り除くことだった。皆さん、かなりの時間をかけて、非常に良い処置を持って手術を行った。脳内の圧縮に関して起こりうるダメージを未然に防いだのだ」との情報を伝えた。

■新しいリスクの可能性

イビシュ学長は、今後のプロセスの中で支障が発生しないといったことはこの状態では判断できないと強調し、以下のように言葉を続けた。

「絶対に今後のプロセスにおいて新しいリスクが発生しうるだろうか、発生しうるのです。しかし、この条件下で、現在の発見を続けていった場合、状況はよりいい方向へ導かれることを強調しておきたい。デニズ氏は、非常に深刻な病気にかかっている。結論として、脳へと繋がる主要な血管が詰まること、これがたとえ数時間であれ詰まったままになると、脳内でダメージを受けること、この点から新しいリスクが発生しないように治療を計画していくことが私たちの仕事です。この事実をきちんと知っていることが必要なのだ。もちろん、脳の病気にリスクは付きもので驚くようなこともあったが、あらゆることに対応可能である。これにそって、できることをやるだけである。にもかかわらず、今後のプロセスにおいて異なる状況と向き合うことになる可能性はあるだろうか、ありうる。皆さん、医師らはそのことについても考えている、どのような処置をとることが可能かも常に計画している。今からは、経緯を見守り、待つこと以外ないのです。」

■左半身の衰弱が続いている

イビシュ学長は、デニズ・バイカル氏の左半身の衰弱に関する最新の状態がどのようであるのかと問われた際、「今現在はすでに眠らされているため、それを論評することはとても難しい。しかし衰弱は続いている、そのことを特に強調したい」と話した。今日の状況の改善は手術のあとであったのか、という質問に対しては、イビシュ学長は以下のように答えた。

「脳内に何らかのダメージが起きている際、私たちは脳内の血圧上昇を予想している。そうかもしれない、これは危険である。なぜそのような可能性があるのか?出血によって脳内の体積が増えたり、水腫によっても体積は増える。これも血圧を上昇させる。しかし、これのレベルがとても重要なのだ。このレベルが他の脳の組織でダメージを引き起こす可能性となるようなレベルにまできたのなら、その圧力を除くような方法をとる、それも外科的処置なのだ。」

イビシュ学長は、「バイカル氏の健康状態について、12時間以内に何か変化はあったか」という質問に対しては、以下のように答えた。

「そのことは当人が起きて判断できるし、その判断は病人が起きた時に可能である。したがって、今現在は眠らされている状態のため、そのことについて正確な評価を行うことはできない。しかしすべてが順調にいけば、夜20時頃のX線断層写真撮影以降、起こすという段階となろう。そこでは神経外科医たちが必要な判断を行ってくれる。きっとより良い結果を彼らは口にするだろう、私にはわからないことだが。」

健康状態に関するパーセンテージを提示するかしないかということについても、「そのようなものを提示することは可能ではない、決して提示されることはない。よって、経緯を見守ることで明らかになろう」と話した。

デニズ・バイカル氏が朝方行われた手術に入る前に、意識はあったのかどうかという質問には、同学長は以下のように返答した。

「朝も眠っていた、夜頃から眠らされ始めたのだ。なぜなら脳自体を休ませ、機能回復させることが必要だからだ。肺の感染症のため呼吸の手助けは行われている。それが与えるストレスもある、それをもなくしていくことが必要だ。そういった理由のために昨晩からデニズ氏は眠らされている状態なのである。」

バイカル氏の治療がどのくらいかかるのか、ということに関しては、イビシュ学長は「これが短期間で済まされないことは初めから言っている。特に48‐72時間の過程がとてもとても重要であり、集中治療での事の推移により、数日間延長する可能性もある。しかし病院でどのくらい過ごすのか、集中治療が完了した後に判断するのがよいと考えている」と話した。イビシュ学長は、「妻のオルジャイ・バイカルさんは氏とは会えるのだろうか?『もし眠らされているならば、状態は深刻で、悪いほうに向かっている、この状況のために眠らされ始められたのか』、とあなた方の発表を悪いように捉えているのか」との質問に対して、以下のように述べた。

■深刻な病状

「私も私の友人もこれを述べているが、病状は深刻なものだ。結論としては脳梗塞が生じ、脳に繋がる主要な血管が数時間詰まり、そのあとまた開かれている。これがとても軽い状況でないということは以前から言ってきた。それに関してリスクは常に存在する。他のダメージが生じ、他のシステムとの異常が発生するリスクも常に存在しうる。肺の感染症もある。しかしこれらを現段階で言及することはとても難しい。これらと直面した際に、必ずその病気が特定の機能障害となる、という記録は私たちの手にはない。状況は病状によって変わりうる。観察を続けながら見ていこうと思う。もちろん、集中治療で密な治療の下ということからもわかるように、深刻な状況だ。しかし今現在言えるのは、とてもとても大きな命の危機にあるとは説明されないべきだと考えている。ただ重要なのは、ここでの看護の中で彼の体、彼の脳の良い反応を優先したいと願う。なぜなら、治療にどれほどの答えを与えられるのか、これから私たちは共に見守っていくからだ、共に観察していく。もちろん私たちの願い、皆の希望は、快方の結果を迎え、より健康的なデニズ氏と会うことだ。」

■デミルジャン大臣の会見

その後、脳内の水腫と出血のためにバイカル氏は手術を受けた。保健相のアフメト・デミルジャン氏は、イブン・スィーナ病院で治療を受ける元CHP党首でアンタリア選出国会議員のデニズ・バイカル氏を見舞った。訪問後おこなった会見でデミルジャン保健相は、バイカル氏に対し、必要な処置が行われていると強調し、以下のように話した。

「必要な処置のあと行われる経過観察の末、新たに処置が必要となれば、その処置を彼らはきちんと行うだろう。今時点で心配するようなときではない。バイカル氏が、この病いを乗り越え、ここでの治療の結果、健康な状態へまた戻ることを望んでいる。今現在は詳しい情報に触れたくはない。必要な会見は病院側が開くであろう。ある処置がさらにバイカル氏に対して行われている。彼の家族に対し、心からお見舞い申し上げる。」

■2時間がけの手術

バイカル氏のおよそ2時間がかりの手術が完了した。バイカル氏の健康状態は良いものであると伝えられた。彼の脳の組織内に問題はなく、脳内の水腫は取り除かれ、良い健康状態であると伝えられ。CHPの医師国会議員のひとり、メティン・ルトフゥ・バイダル氏が病院の前で行った会見は以下の通りだ。

「脳内の水腫が増えたことにより、手術の決定が下された。脳内の血の充足は完全であること、脳組織は生きていることが確認された。脳内の水腫を取り除き、手術は終了となった。健康状態は良い。脳内のすべての血管は通常通り動いている。生きていない組織、細胞はないとのことだ。」

脳組織で発生した血栓のために昨晩、体調を崩し、アンカラ大学附属イブン・スィーナ病院で治療を受けている元CHP党首で、アンタリヤ選出国会議員のデニズ・バイカル氏に対し、処置が行われ、血管を開け、集中治療室にて治療が行われている。

■CHP所属 バイダル氏 眠らされている状態が続いている

CHPのアイドゥン支部国会議員のメティン・ルトフゥ・バイダル氏はバイカル氏の健康状態に関して、「血腫が取り除かれたあと行われたコントロールX線断層写真撮影で、今日までに行われたすべての医療行為の結果、脳が最もいい状態にあることを確認した。他の複雑な問題が起こらない場合、このまま続いていこう」と述べた。

バイダル氏は、イブン・スィーナ病院の庭にて会見を行い、手術後皮膚の下の血管で血腫が発生したと明らかにした、問題の血腫が脳に圧力をかけないようにするために取り除いたと伝えた。

バイカル氏が眠らされ続けたままであるとするバイダル氏は、「血腫が取り除かれたあと行われたコントロールX線断層写真撮影で、今日までに行われた すべての医療行為の結果脳が最もいい状態にあることを確認した。他の複雑な問題が起こらない場合、このまま続いていこう」と述べ、 情報を共有した。

手術で開けた部分の出血を防ぐよう求めたと明らかにしたバイダル氏は、血を薄めることも出血を増加させると話した。

バイダル氏は、手術後、皮膚の出血がないように、また取り付けられたステントが作動するように努められているという。

処置後、三回目の外科手術はあるのかどうかという質問に対しては、バイダル氏は以下のように答えた。

「手術と呼ばないことにしよう、手術は行われた、だがこの皮膚下の出血が脳に圧力をかけないためには、感染の可能性がない環境、無菌の環境、手術室の環境が必要である。そこで清潔にしながら、手術の条件で行われた。皮膚の下の血腫は取り除かれた。

バイダル氏は、バイカル氏がコンピュータートモグラフをもって経過の観察が続けられる、と付け加えた。

■カフラマン国会議長も、バイカル氏を訪問

一方で、トルコ大国民議会議長のイスマイル・カフラマン氏も、元CHP党首でアンタリヤ選出国会議員のデニズ・バイカル氏が治療を受けているアンカラ大学附属イブン・スィーナ病院を訪ね、関係者から状態についての説明を受けた。訪問後、記者たちに向けて会見を行ったカフラマン議長は、デニズ・バイカル氏の回復を祈って見舞いにやって来たとし、「神のご加護で、状態は良い方向へ向かっている。回復と健康を祈っている」と話した。

また、元トルコ大国民議会議長のジェミル・チチェッキ氏、大統一党(BBP)党首ムスタファ・デスティジ氏、元CHP党首ヒクメト・チェティン氏、元公正発展党(AKP)副党首サーリヒ・カプスズ氏、CHP副党首ヴェリ・アーババ氏、CHPイズミル選出国会議員セリン・サイェク・ボケ氏、CHPイスタンブル選出国会議員セズギン・タンルクル氏、チャンカヤ区長アルペル・タシュデレン氏も、病院を訪れ、バイカル氏の健康状態について説明を受けた。

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(翻訳者:大畠梨紗子)
(記事ID:43583)