病気の収監者、1025人―トルコ刑務所
2017年10月27日付 Cumhuriyet紙


人権団体からの情報によれば、刑務所で1,025人が病気にかかっており、うち357人が重症であることが分かった。

「世界患者権利週間」に合わせて、病気を患いながら勾留・服役している人々の状況を知ってもらうため、人権団体ディヤルバクル支部とディヤルバクル医師会は記者会見を開いた。人権団体ディヤルバクル局・収監所委員会のメンバーのムフテメム・スレン氏は、人権団体のデータによれば、357人が重症で、延べ1,025人の患者が刑務所で勾留・服役中であると強調し、「公平性を失った法的医学委員会が専ら病気の収監者たちの健康を検討する状況を終わらせる必要がある」と述べた。

人権団体ディヤルバクル局の建物で行われた報道会見で話をしたトルコ医師協会(TTB)中央委員会メンバーのシェイフムス・ギョカルプ博士は、健康的に生きる権利の侵害が停止されるよう刑執行システムが人権や普遍的価値の範囲内で改定されることを強く求めた。用意された会見用の原稿を読んだムフテレム・スレン氏は、刑務所では、現在、死亡、移送、拷問、ひどい扱い、分離や隔離、通信の権利の妨害、家族との面会の妨げ、規律調査といった多くの権利侵害が生じていると述べた。 特に病気になった囚人への倫理にもとる対処や役所の干渉に注目したスレン氏は、「このため、人間的・生活上の必要性を満たせないような状況に直面しなければならず、まるで死に晒されているような収監所にいる病気の収監者の数は、こういった状況を如実に現している。2017年6月22日付の最新の人権団体のデータによれば、1,025人が病気であり、うち357人が重症である。法務省の情報によれば、2017年2月時点で法的医学委員会の報告書で重症及び慢性疾患の勾留者または服役者は841人になった」と話した。

■手錠のまま

収監所での物理的条件が勾留者や犯罪者の心身の健康を害しており、この理由で腸に疾患のあった囚人が重症化したことを明らかにした。スレン氏は、「同時に、病院への送られることを待っていた多くの囚人は、病院に行く機会を得たとしても、刑務官の同行や手錠をつけたままの治療に直面すると、自尊心が傷つけられる状況に抗議し、治癒されることなく収監所に戻ってくるのである」と話した。

■「法的医学委員会の公平性は失われた」

病気の囚人を医療的評価する際に法的医学委員会による報告書を基本におくことが、多くの重症の囚人が独房の中で生を終え、または刑務所で死の際に追いやられる原因になっているとしたスレン氏は、「現行の組織的な構造と政治的権力との結びつきによって法的医学委員会が公平に振る舞えず、したがって、作成する報告書も科学的・客観的基準にふさわしい評価がなされていないのは明白である。このため、法的医学委員会が専ら病気の収監者たちの健康を検討する状況を終わらせる必要がある」と話した。

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(翻訳者:佐藤彩乃)
(記事ID:43666)