逮捕のジュムフーリエト記者4名の釈放、また棄却
2017年11月01日付 Hurriyet紙


テロ組織のメンバーでないにも関わらず組織の名前で犯罪を行ったとして4人が逮捕されているジュムフリイェト紙の社員と編集者が再び裁判官の前に立った。釈放請求を棄却した裁判所は、次回の審理で弁護側と検事側が裁判を広げる方向で要求を行わなければ、検察官の調書を望むことを決定した。次回の公判は12月25日に行われる。

フェトフッラーテロ組織/パラレル国家構造(FETÖ/PDY),、革命的人民解放党・戦線(DHKP/C)、クルディスタン労働者党/クルディスタン社会連合(PKK/KCK)といったテロ組織のメンバーでないにも関わらず、組織の名のもとで犯罪をおこなったとして起訴されている20人(うち18人がジュムフリイェト紙で勤務)の裁判が昨日イスタンブル第27重罪裁判所で続けられた。公判に勾留のまま加わったアフメト・シュク、アクン・アタライ、ムラト・サブンジュ、エムレ・イペル、アフメト・ケマル・アイドードゥ及び非勾留の被告人が参加した。共和人民党(CHP)と国民民主主義党(HDP)出身の何人かの国会議員たち、近親者、同僚たち、外国の一団が裁判を傍聴した。裁判は約2時間遅れて開始した。

「ジーンズビリ」という名前のツイッターアカウントを使用したとみられているアフメト・ケマル・アイドードゥは二つの電話でByLockの使用者であるという事に関する書類が裁判書類に追加された。アイドードゥは「決してどの組織にも関係はありません。どの組織にも関心はありません。刑務所にいるとき、私のいる雑居房が捜索されました。何を探しているのかというと、つまりツイッターの鳥を探しているようだったのです」と話した。

■「音楽プログラムが差し向けた」

ジュムフリイェト紙で経理の仕事をしているエムレ・イペルの弁護士のトラ・ペキンは、イペルの電話にByLockが存在するかしないかに関して行われた専門家の調査を裁判所に提出した。ペキン弁護士の要請を受けて裁判を傍聴していた専門家のトゥンジャイ・ベシクチは、以下のようなことを話した。

「知られている全ての方法でByLockを探しました。いかなるByLockの証拠にも遭遇しませんでした。ByLockが存在しないということを容易に証言できます。ByLockが使用されなかった電話がどうしてByLockのサーバーに接続したのかと調べました。このことをほかのアプリケーションが行ったのかもしれません。2014年6月3日にインストールされたある音楽プログラムであるコードがありました。音楽を聴きたいと思う人はByLockのサーバーに向けられます。被告人のエムレ・イペルは、この音楽プログラムを6月22日にインストールしたらしく、三日後にByLockがこのプログラムで宣伝をおこないました。一日後にBylockに接続しました。こうした音楽プログラム同様に一部のキブラの方向を見つけるプログラムからもこの方向に向けられたようです。音楽プログラムにより差し向けられたようです。」

裁判長のアブドゥッラフマン・オルカン・ダー氏は、「専門家のレポートには欠損がある。これ以外に証人のメフメト・ファラチを裁判に召喚する。次の審理で検事から調書をもらうことを考えている。この後で長い休憩をはさんで主要議題についての判断を表明したいと思います」と述べた。

裁判の検事は、アクン・アタライ、アフメト・シュクも含む5人の被告人の勾留が続けられること、メフメト・ファラチュ、レイラ・タヴシャノール、ドアン・サトゥムシュが証人として聴収されることを請求した。

休廷の決定を発表した裁判官団は、アフメト・シュク、アクン・アタライ、メフメト・ムラト・サブンジュは多数票によって、ユヌス・エムレ・イペルとアフメト・ケマル・アイドードゥも満場一致で勾留状態を継続することを決定した。ハリト・イチデミル裁判官は、シュク、アタライ、サブンジュが釈放される方向での見解を伝えた。

■調書を望みえる

裁判所はまた、次の審理で弁護側が裁判を広げる方向の要請がなければ、検事も裁判を広げることに関する請求があるのかないのかを問い、証拠の信憑性に関して議論を行い、検事の調書が要求されると決定し、裁判は12月25日に延期された。

■国際的な同業者の支援

イスタンブル裁判所で昨日裁判官の前に立ったジュムフリイェト紙の職員へ、同業者から国際的支援が届いた。国際新聞編集者協会のジョン・イヤーウッドと国際ペンクラブからサラ・クラークが裁判のためにチャーラヤンにある裁判所の建物にいた。CHPの国会議員のバルシュ・ヤルカダシュ、セズギン・タンルクル、ヒルミ・ ヤラジュ、ムハッレム・エルケキも含まれるグループは、裁判の前に会見を行い、全新聞記者のために公正を望んだ。裁判には、ドイツ連邦の人権侵害や外国人差別を解説した『最底辺』という本を著したギュンター・ヴァルラフも傍聴者として参加した。

■通信記録を裁判書類に加える

審理の午後の部で裁判長のアブドゥッラフマン・オルクン・ダーは、検察側からオスマン・カヴァラに関して行われた携帯電話の調査報告を書面で裁判書類へ加えたと語った。調査報告には、被告人のアイドゥン・エンギンとジャン・デュンダルが、カヴァラとおこなったいくつかの通信が含まれていると明らかにされた。書類に入れられた資料にはアイドゥン・エンギンがオスマン・カヴァラとともにジュムフリイェト紙で生じた資金難に関してアメリカから資金を調達しようとした通信、ジャン・デュンダルとオスマン・カヴァルの間で行われたWhatsAppの通信があると述べられた。

■ルポルタージュが証拠に含まれた

起訴状を作成した検察官のひとりヤセミン・ババは、新聞記者で作家のドアン・サトゥムシュが暫く前にあるインターネットサイトに掲載したルポルタージュが新しい証拠として裁判書類に送った。しかし被告人のアイドゥン・エンギンの弁護士はこれに抗議した。弁護士は、検察が捜査の段階では証拠を集める必要があると指摘し、捜査が完了したら、捜査をした検察官は書類から手を引く必要があると注意を促した。新しい証拠が書類から除かれるよう望んだ。ルポルタージュが裁判書類の中で証拠として含まれることを認めた裁判官たちは、ドアン・サトゥムシュを証人として聴収するために召喚することを決めた。

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:43685)