NATO「トルコのロシア製S400ミサイル配備に反対続ける」
2017年11月09日付 Cumhuriyet紙


NATO空軍司令官トッド・ウォルターズは、ロシア製S400ミサイル防衛システムを配備する準備を始めたトルコ空軍当局に対し、NATOと互換性のある防衛システムを配備するように反対を続けるとの声明を発表した。

ロシア製S400ミサイル防衛システムを配備するというトルコの決定に対し、西側同盟国との緊張が続いている中、NATOからこの件で新たな声明が発表された。ロイター通信に対しNATO空軍司令官である米空軍大将トッド・ウォルターズは「この契約はまだ実行されておらず、S400ミサイルはトルコには配備されていない」と発言した。

■トルコへの反対を続ける

ドイチェ・ヴェレ(DW)のトルコ語ニュースによると、S400ミサイル防衛システムとNATOの防空システムとの互換性がないことに注意を向けたウォルターズ司令官は、NATOとの互換性を有する防衛システムを配備するよう、トルコの空軍当局へ反対を続けると発言し、さらに「我々は現在地域で防空能力を有しており、共有性の非常に高い防衛システムが存在している」との声明を出した。

トルコがS400ミサイル防衛システムを配備することを決定する前に、アメリカのレイセオン社製のパトリオット防衛システムについての提案も議題に上がった。

トルコとロシアの間でS400ミサイル防衛システム配備の合意は7月にされた。

■トルコ、イタリア、フランス3カ国共同の防衛協力

しかしトルコは、ロシアの他にヨーロッパのミサイルメーカーとの協力も強化しようとしている。この協力に関し、昨日(11月8日)ブリュッセルで行われたNATO国防大臣の会合で、トルコ、イタリア、フランスと共同で航空とミサイル防衛システムを含めた防衛産業間の協力の発展に向けた意思表明に署名した。

これにより、イタリア・フランスのユーロサム・コンソーシアムとトルコの企業は第1段階として3カ国のニーズに合わせてSAMP‐Tミサイルシステムを基礎にした防衛システム開発を進めることになっている。

NATO事務総長イェンス・ストルテンベルクは9月の声明で、ロシア製S400ミサイル防衛システム配備を「トルコ自身の決定」と評し、トルコがイタリア及びフランスとの防空システムについて連携を取っていると発言していた。

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(翻訳者:本岡篤也)
(記事ID:43733)