1か月半で5回の変更、どうなる大学入試
2017年11月10日付 Hurriyet 紙


新しい大学入試システムの説明から一ヶ月半が過ぎた。だが、YÖKはこの期間の中で新しいシステムに関して5回も変更を行った。新しい変更でいっぱいのYKSの短い歴史と現在は以下である:

1) 一度の試験、二つのセクション
YÖKの会長であるイェクタ・サラチ教授は、システムの基本的な枠組みを9月26日火曜日に大統領府で行われた2017-2018年の学術的年度開会式で初めて説明した。サラチ教授は、新しいシステムで試験を一つの週末で行い終わらせることを目的としていること、旧システムにおける18種類のスコアも減らす予定であること、言語以外で文系、理系が等しい比重となる形で3種類のスコアを使用する予定であることを述べた。トルコ語と数学の授業が試験の中心になることを強調した。

サラチ教授はシステムの詳細に関しては10月12日に発表した。これによると、YGSとLYSが取り除かれ、代わりにYKSが導入された。試験は、ひとつの週末にまとめられた。受験者はまず、土曜日に第一セクションである基本能力テスト(TYT)を受験し、同日午後から分野別試験を受けると言われていた。日曜日はと言うと、外国語の試験だけ残された。説明によると、TYTの範囲では、トルコ語から40問、数学から40問となり、第一セクションでは80問が出題される予定だった。土曜日の第二セクションである分野別試験では、トルコ語と文学・地理1から40問、社会科学(歴史・地理2、哲学分野、宗教文化、倫理)から40問、数学から40問、科学から40問となり、160問が出題される予定であった。4年制大学への入学を希望するためには、受験者の第一セクションであるTYTから180点以上の成績をとることが必要であった。

2) 均等な比重に歴史が加わった
YKSの説明から約一週間後、つまり10月19日木曜日に第二セクションについて改善がなされたと報道された。これによると、第二セクションにおいてはトルコ語と文学の試験は
残るが、地理1の代わりに社会科学1が導入された。この試験に歴史も付け足された。このため歴史の問題を解かずに法律の専門家になれることに対して批判が上がり、関心を引くことになった。

3) 基準点は第二セクションにも含まれる
10月19日木曜日に同時に、ライセンスプログラムの通過のために必要な180点の基準点について変更された。当初のシステムでは4年制大学選択のためにTYTで180点をとるという条件が採用されていた。さらにその後、基準点にTYTの40%、午後の第二セクションの60%をとることが効力を持つとされると伝えられた。

4) 試験を二日間に伸ばした
11月9日の夜に行われた変更により、一日で試験を実施する計画がなされていたYKSが二日間に伸びることが説明された。これによると、TYTが6月23日土曜日の朝、第二セクションが土曜日の午後の代わりに6月24日に地曜日の朝に行われることが決定された。

5) TYTの範囲が拡張された。
11月9日における変更はこれだけにとどまらず、TYTの試験範囲の拡げ、科学と社会科学の試験をつけ足した。これによると、受験者はTYTでトルコ語の試験において40問に加えて20の社会科学(地理、宗教文化、倫理、哲学、歴史)の問題、数学の40問に加えて20の科学(生物、物理、化学)問題が出題されるために、合計120問が説かなくてはならない。試験時間も135分に短縮された。

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( 翻訳者:前口翠里 )
( 記事ID:43743 )