イスラーム自由大学の指導教授の任命と博士論文口頭試問に関する新規定
2017年10月03日付 Hamshahri 紙


 イスラーム自由大学[訳注:イランにある私立のマンモス校]において博士論文通過についての指導教授と大学院生に関わる規定は、同大の博士後期課程学則改定書に基づくと大学全体に通達された。

 ファールス通信によると、イスラーム自由大学は博士後期課程の質的向上を目指し、博士後期課程学則改定書を学内各部署に通知した。同書の各内容は、学術的かつ教育的な質の向上を図って編纂された。

 この改定書に基づき、イスラーム自由大学教育計画最高評議会は、我が国の高等教育分野の監督責任者らの承諾を得て、学則、教育基準、学習法の見直しを最優先事項としている。

 イスラーム自由大学博士後期課程学則改定書では、大学生の入学条件や基準(博士課程に入るための一般・特殊な条件を問わず)などの内容も含めて、主任・副の指導教授の任命、教育規則、規定事項と研究基準や方法論、管理基準が改定される。

 この改定書では、医学以外の博士後期課程の総則と基本的な基準に該当する者が対象者となる。したがって博士前期(修士)課程や医学部の臨床実習課程、専修課程、獣医学部のそれは含まれない。

 また、この改定書では、大学各部書が同書の全基本原則を満たしながら、大学院生のために改定書に矛盾する条件を作らないように執行方針をまとめる責任を負うと強調されている。

 この改定書の内容を実行する上での責任は大学各部署にあり、その実行品質の確保や内容解釈については、同大学の大学院教育部が統括する。

 改定書の基本方針は質の向上であり、卒業論文や修士・博士論文の指導、論文の総合審査、口頭試問のための指導教授の資格について言及されている。

 指導教授に関して、学位論文の指導を引き受ける場合、准教授については大学院での3年間の講義実績があり、実績ある学術研究誌あるいはISI(Institute for Scientific Information)に2本の実績と認められる学術論文を発表し、修士論文の2本の指導を行った経験あるものに限る。

 入学試験において必要な点数を得られなかった博士後期課程合格者のための補修授業のいくつかは、必須授業に加えて、それらの履修も義務とすることが考慮されている。

 工学系の大学院生は、必ずISIの学術誌に1点、学術研究誌に1点の2論文[以上]が掲載されているものが、博士論文の口頭試問に臨むことができる。

 人文科学系の博士課程に在籍する大学院生もまた、実績ある学術誌に2点の学術研究論文が掲載されている場合に、自身の博士論文の口頭試問に臨む資格を得る。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:AI )
( 記事ID:43760 )