20年前に盗難のベイリキ時代の碑文、見つかる
2017年11月15日付 Hurriyet紙


トゥンジェリ県チェミシュゲゼキ郡のウルカレ村にある、アナトリアのトルコ系ベイリキのフェッルフ・シャド・ベイの廟から20年前に盗難された碑文が、郡内の空き地で偶然見つかった。

1550年代にチェミシュゲゼキ郡のウルカレ村で、アナトリアのトルコ系ベイであるフェッルフ・シャド・ベイのために作られた廟に置かれた碑文が、1997年に盗難に遭った。大変貴重な、当時の石工職人の最高傑作の一つで、アラビア文字を使用して書かれた碑文は、文化観光相によって捜索されている歴史的美術品の紀要に掲載され、世界中のあらゆる場所で捜索が開始された。

フェッルフ・シャド・ベイの碑文は、郡内である人物によって空き地で発見された。匿名のこの人物は、碑文の写真を撮影し、トゥンジェリ文化局の担当者らに送った。これを受けて局員らが現地へ向かい、碑文を保護下に置いた。トゥンジェリに運ばれた碑文は、分析が行われた後で、近く開館予定のトゥンジェリ考古学博物館で展示される。

■20年間捜索されていた

碑文を発見するために何年間も探偵のように働いたというトゥンジェリ文化観光局長のイスメト・ハーカン・ウラシュオール氏は次のように語った。
「何年間もトゥンジェリで職務にあたっている。碑文の発見のために私は探偵のように後を追い、ある段階に到達すると、私たちの仕事は終了した。なぜなら何にもたどり着けなかったからだ。検察や管轄する郡警察司令部と連絡を取り合っていたが、何の結果にも至らなかった。先週チェミシュゲゼキ郡で一人の市民から、空き地で発見された碑文の写真が私に送られた。私はすぐに調べて、20年間探していた行方不明の碑文であることを突き止めた。碑文を発見した場所から局内に運び入れて、保護下に置いた。」

■「最初のトルコ・イスラム文化の特徴を反映している」

碑文の歴史とその時代に関して技術的な情報を提供したトゥンジェリ文化観光局に勤める考古学者のケナン・オンジェル氏は次のように話した。

「行方不明だった我々の文化財を発見した。碑文はヒジュラ歴957年、グレゴリオ暦1550年に属する作品だ。アナトリアにおける初期のトルコ・イスラム文化の特徴を反映している。つまり、ベイリキ時代に作られたドーム型の碑文で、この観点から重要な文化財だ。形状は長方形で、イスラム様式の素晴らしい職人技で4行の文章が刻まれている。この碑文が、フェッルフ・シャド・ベイのものであるドームについて言及し、左角にヒジュラ歴957年、グレゴリオ暦1550年の暦が刻まれている。この作品は500年から600年の間屋外にあったため、自然の風化を受けてしまったようだ。

ところどころ幾つかの文字が消えてしまっているが、これらは文化観光省から修復師が来て作業にあたる。必要な洗浄を行えば、私たちはこの作品の複写や、表面の詳細な情報を手に入れることができるだろう。文化観光省が2015年以来トゥンジェリで博物館を開館するために大変な努力を費やしており、この名目でかなりの予算を準備して問題に慎重に取り組んだことを知っている。このため同省は、これを文化局で保管し、博物館が開館する際に、それに相応しい場所で展示するよう私たちに書面で伝えた。」

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:43768)