最低賃金に政府の100TL支援終了、企業側負担増
2017年11月26日付 Hurriyet紙

トルコ大国民議会(TBMM)計画予算委員会で、2年間適用された100トルコリラ(TL)の最低賃金支援を終了するというナジ・アーバル財務相の発表は、最低賃金団体交渉に直接影響を与える。団体交渉前にとられた決定で、2018年に適用する予定の最低賃金への企業側負担額は100TL増加した。

 数百万人の労働者に関する最低賃金を2018年に何リラとするかは、労働者、雇用者と政府の代表者で構成される最低賃金調整委員会が決定する予定である。委員会の作業は、12月に開始され、月末前に結論が出される。現在最低賃金は1,404TLが適用されており、雇用者の負担額は合計2,088TLとされている。先日トルコ経営者団体連盟(TİSK)とトルコ商工会議所連盟(TOBB)が共同会見を行い、100TLの補助が“継続可能な雇用”のため必要であると述べた。しかし、ナジ・アーバル財務相は、「この措置は一時的なものだった」と述べ継続する予定がないと述べ、雇用者側組織のこの要求はテーブルへつく前に拒否されることとなった。

■リスクにも注意を

 経営者側は雇用補助の他、2018年の最低賃金を定める際、トルコの状況を考慮するよう要求している。TİSKのクドゥレト・オネン代表は、これらの要求を「今後行われる2018年の最低賃金調整作業において、インフレーションが唯一の決定要素であってはならない。失業率、生産性の向上、グローバルな経済的・政治的状況、市場リスク、競争力のような他の決定要素の変数にも注意しなければならない」と述べた。昨年最低賃金を1,600TLにする要求を持って席についたトルコ労働組合連合は、現時点では、最低賃金の要求額を決定していない。トルコ労働組合連合は、今後の集まりで新たな最低賃金に関する要求を明確にする。一方、情報筋によると、2018年のインフレ目標である7%が、最低賃金の議論において決定要素でありえると言われている。

■1,200杯のチャイが飲まれた

 2018年度予算のTBMM計画予算委員会における1ヶ月間のマラソンが終わった。予算委員会における作業を行ったTBMM計画予算委員会のスポークスマン、公正発展党ガズィアンテプ選出のネジャト・コチェル氏は、「何時間もかかった会議の間1,200杯のチャイが飲まれ、150杯のハーブティーが消費された。会議は225時間行われた」と述べた。コチェル議員は、手続きの間21回の会議が行われたと述べ、次のように続けた。「113全ての協会と組織、110の大学の予算が議論された。会議では、7630億リラの巨額の予算について議論した。予算のうち1,340億トルコリラは教育へ、1,270億トルコリラは保健分野へ配分された。投資へ配分されたのは851億トルコリラである。公共投資の分配に関しては、255億トルコリラは交通整備へ、143億トルコリラは教育へ充てがわれる。この問題が交渉された会議では、一日に60杯のコーヒーが消費された。」

■アーバル財務相からの中期計画評価:「失敗ではない」

 為替レートの上昇とインフレ進行のため、中期計画目標はすでに失敗しているとの批判に対して、ナジ・アーバル財務相は「予測の変更は、失敗ではなく、条件の変化のせいだ」と答えた。アーバル財務相は、重要なのは為替レートとインフレではなく成長であると述べた。TBMM計画予算委員会で国会議員からの質問に答えたアーバル財務相は次のように述べた。「為替レートは変化する。その日行った予測と異なる為替レートは、需要と供給のバランスにより現れてくる。インフレ予測も、後の展開により、変わる可能性がある。一国の経済において中長期的にみて、本来、本質的であり、そして重要なのは、実質成長である。もし、ある国で実質成長があれば、その国の経済は中長期的にみて世界経済の中で重要となっていく。」

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(翻訳者:甲斐さゆみ)
(記事ID:43848)