イランに輸入される最高額のコーヒー
2017年10月31日付 Jam-e Jam紙


 イラン税関の貿易統計は、本年度上半期において4百万ドル以上のコーヒー豆類が輸入され、そのうち最も高額なコーヒー豆はルーマニア産のものだったことを示している。

 本年度上半期における対外貿易に関する、最新のイラン税関の貿易統計に基づいたISNAの報道によれば、世界14か国からイランへ1654トンにおよぶコーヒー豆類が輸入され、その輸入総額は4,258,679ドル[約4億7400万円]に達したという。

 イランへのコーヒー豆類の輸入には8段階に分割された関税率が適用されており、イランはこの産品の輸入相手国として、アラブ首長国連邦、インドネシア、ウガンダ、イタリア、アイルランド、ブラジル、トルコ、ルーマニア、スイス、フランス、キプロス、コロンビア、インド、ベトナムといった国々を選んでいる。

 イランがコーヒー豆を輸入している相手国の中では、アラブ首長国連邦が最大の輸入量を占めているが、もちろん、この国がコーヒー豆の原産国であるわけではない。というのも、アラブ首長国連邦は、イランへ商品を輸出する中継港である。イランに輸入される予定の商品は、一旦アラブ首長国連邦に行き、その後イランに輸入されるようになっている。イランはこの6か月の間に、180万ドル[約2億円]以上の金額となる777トンものコーヒー豆類をアラブ首長国連邦から輸入している。

 アラブ首長国連邦に次ぐイランへのコーヒー輸出はベトナムによるもので、68万8千ドル(約7600万円)に相当する285トンのコーヒーをイランへ輸出しており、次いでインド、インドネシア、トルコ、イタリアの順でイランへの輸出が行われている。

 興味深い点は、コーヒーにおいてイランに最も高額なコーヒー豆を輸出しているのはルーマニアであり、11万6千ドル[約1290万円]の金額となる12トンのコーヒーをイランに輸出しており、この金額に基づけばルーマニア産コーヒーの1キログラムあたりの価格は約3万5千トマーン[約1116円]に達することである。イタリア産コーヒーも1キログラム約3万トマーン[約956円]の価格で1キログラム輸入価格第2位のコーヒー豆である。

 イランにおけるコーヒーの輸入は高い関税収入と貿易利益を有しているのが事実で、世界で水に次いで2番目に安い価格の飲み物と考えられているコーヒーがイランでは非常に高い価格で顧客の手に渡っている。

 現在、パッケージ入りのカフェインレス焙煎コーヒー豆の輸入に対する関税と利益が全体の32%を占めており、コーヒーはぜいたく品として10品目のグループに位置づけられていることに注目すると、貿易利益は2倍になり、その取引利益と関税の合計は最大で60%に達する。他方、9%の付加価値税も発生しており、このためコーヒー輸入業者は、輸入コーヒーの原価の約70%の金額を関税として支払わなければならない。

 まさにこのことが原因となり、最高額の場合、1キロあたり約3万5千トマーンの価格でイランに届いたコーヒーが、最終的に1キロ15万トマーン[約4782円]以上で消費者の手に渡っている。

 このようにして、コーヒーの輸入価格と販売価格との間に顕著な差が存在していると言える。ただし、コーヒーがぜいたく品の一つとして10品目のグループに位置づけられていることは再考の余地がある。

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(翻訳者:YN)
(記事ID:43857)