ザッラーブ証人の3日間
2017年12月03日付 Hurriyet紙


レザ・ザッラーブが2016年3月16日にアメリカへトルコ航空の定期便でマイアミ空港から入国し、FBIによって逮捕されてから1年半が過ぎた。ザッラーブはトルコで最も話題にのぼる人物の1人となった。アメリカに輸入業者として協力するために行ったのか、それとも本当に休暇を目的としていたのか、常に議論された。木曜日にこれらの議論は終結した。ザッラーブは、元ハルクバンクのメフメト・ハカン・アティッラ副頭取がアメリカのイランへの禁輸措置に反したことについて裁かれている、ニューヨークでの裁判で証人の席にいた。被告人のザッラーブは、アメリカ司法によって協力していたと結論付けられ、判決を受け入れて現在は証人として裁判所で反対尋問を受けている。

■初日:10月26日に承認

審理の初日、裁判所の電子システム上の封印された書類が開かなかったため、ザッラーブの起訴は10月26日に認められ、検察と合意されたことが明らかになった。
火曜日、アティッラ副頭取のみが唯一の証人として出席した審理が始まると、裁判所の入口には長蛇の列ができた。ニューヨークに暮らす多くのトルコ人が審理を傍聴するためにやってきた。定員82人のみの法廷に市民傍聴者のために30人分の席が準備された。法廷記者とトルコメディアにも12人分ずつの席が与えられた。残る席はパラリーガルと法廷画家のために確保された。

■3つの法廷で傍聴

法廷記者は携帯電話を法廷に持ち込めたが、写真撮影や録音は厳禁とされた。これは連邦犯罪だ。ソーシャルメディアでメッセージを共有することは自由だ。法廷に入れなかった傍聴人たちのために、ループするビデオの上映が行われる別の2部屋がさらに開放された。これらの法廷もすぐに満員となった。

審理は以前のセッションで全く壇上に上らなかった副検事のうちデイビット・デイトン副検事が告発をアティッラに向けることで始まった。「ともに65億ドルの違法な行為を行ったこと、アティッラが直接的な責任者であること」を述べた。

アティッラ副頭取のロッコ弁護士は弁護で依頼人について、勤勉な公務員の印象を与えつつ、ザフェル・チャーラヤン元大臣を違法な政治家として追求した。「賄賂を受け取ったのはアティッラではなくスレイマン・アスラン(ハルクバンク会長)である」と述べた。

■2日目:囚人服を着用

2日目は全ての携帯電話が回収された。初日に数人が無許可で携帯電話を持ち込み、さらには登録を行っていたことが明らかになったためだ。

前日は暑かった法廷は、適度に冷やされていた。裁判官が検察官や弁護士らとともに壇上で行った会話で、陪審員の1人がずっと眠っていたことについて話されていた。陪審員がもう1人居眠りをしたため、注視されていた。3日目はその陪審員も不適格とされた。

2日目の最大の事件は、ザッラーブが審理に連れてこられたことだ。肌色の囚人服を着ていた。FBIの捜査官がザッラーブを連れてきた。どこで、いつ話すのか、また検察官からどんな質問をされるのかを知っているようだった。提示された録音テープと証拠は本物であり、ザフェル・チャーラヤン元大臣に4,500~5,000万ユーロの賄賂を贈ったと主張した。

ザッラーブは、手法はアティッラ副頭取が準備したと主張し、アティッラ副頭取にではなく彼のパトロンであるスレイマン・アスラン会長に賄賂を渡したと主張した。

ザッラーブが明解に供述を行ったことと、供述の際常に陪審員の目を見ていたことが、「よく教えたようだ」というような見解に繋がった。

■アメリカ人新聞記者にトルコ人フォロワー

アメリカの各通信社がザッラーブに1文ごとにフラッシュをたく一方、法廷記者らをツイッターのトルコ人フォロワーたちが支えた。トルコ人記者たちの方は、ニュースを発信するために法廷から出ることはなかった。退廷すると再入廷できなかったためだ。

審理を1年間法廷で追ったニューヨークで暮らすゼイノ・エルカンさんは、フェイスブックからの発信で100万近い閲覧数に達した。

■私服のザッラーブ

情報提供者のザッラーブを、罪が事実であることをより明確するために初日に囚人服で連れてきた後は、標的をアティッラ副頭取に向けるため私服で連れてきた。

ザッラーブは、質問に「アメリカと国連が適用した禁輸と制裁」という表現で答えた。国連も付け加えたことは、この部分も働いている印象を与えた。

パラリーガルのシド・カマラジュ氏は、ザッラーブの聴取を明日完了させることを目指していることを明らかにし、FBI捜査官1人と財務省職員3人を含む証人とともに来週には完了できるだろうと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:永山明子)
(記事ID:43892)