パレスチナ:薬物濫用に関する調査、パレスチナの街角に衝撃(2)
2017年11月27日付 al-Hayat紙

■薬物濫用に関する調査の結果、パレスチナの街角に走る衝撃(2)

【ラマッラー:バディーア・ザイダーン】

一方、パレスチナ民族保健機関のリンド・サルマーン理事長は、まず薬物流布の現象を止めること、次にパレスチナの薬物中毒者に必要な治療を提供することが重要だと強調した。また、薬物使用者のデータや情報の収集を通じて、他の社会的な障害に加えて薬物をめぐり露呈している欠点が、同機関の調査チームにとって大きな課題を形成したと明言した。

また、薬物撲滅に取り組むNGOサディーク・タイイブが行う啓蒙プログラムの責任者アファーフ・アブー・ラビーウ氏は、西岸地域では薬物を利用する規模が恐ろしく増加していると指摘し、「こうした増加は、最近その一端が明らかになった現象で、以前とは異なる形態を取っている。ここ4年間、家で作られる合成麻薬物質の取引がある。これは薬物の中で最も危険なものとされている」と述べた。

これに加えて同氏は、「こうした増加よりも危険なのは、薬物使用者の世代の変化である。現在、11歳から14歳の若年層に薬物使用者が数多い。薬物が服用される地域も変化している。以前はエルサレムの各地域に薬物の使用が集中していたが、現在では西岸地域全体に広がっている。個人、あるいは限定的だった薬物の使用の形態は拡大し、栽培まで行われている」と指摘した。

また、パレスチナ中央統計局が2007年に国連薬物犯罪事務所形に提出し、2011年に刷新された調査は、エルサレムやガザ地区を含むパレスチナに約8万人もの薬物使用者及び薬物中毒者がいると指摘している。

同様の文脈で、パレスチナ警察のルアイ・イルズィーカート監察官兼報道官は「何年にも渡ってこの調査が続いてきた。数字は著しく上昇した」と述べた。同報道官は、こうした上昇の裏付けとして、パレスチナ警察の持つ膨大な数字を挙げた。そこで2015年の第1四半期にかけて押収された麻薬の量が2014年全体で押収された量を上回ったことを指摘した。具体的な数字として、2014年に麻薬と疑われて没収された物質は65kgだった一方、2015年第1四半期は250kgが押収された。
(後略)

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(翻訳者:堀嘉隆)
(記事ID:43905)