ロシア、シリアから突然の撤退
2017年12月12日付 Hurriyet紙


ロシアの指導者プーチン大統領が突然、(ロシア)軍兵士のシリアからの撤退を決定した。プーチン大統領がラズキケの部隊へ出した通達は、特にPKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)占領下にあるアフリンの(軍事的)均衡を変化させるであろう。同地域にはロシア兵300人が駐留している。この撤退は、トルコ軍(TSK)がアフリンへ向けた軍事作戦をいつでも始められると解釈される。

ロシアは、シリア紛争に直接介入した2015年9月以降、地域の(軍事的)均衡を変化させるひとつの要素であった。現在、300人以上のロシア兵が駐留するアフリンは2012年からこれまでPKKの占領下にある。トルコに向けられた最大の脅威の中心であり、長さ170キロメートルあるアフリン占領ラインに駐留するロシア兵の撤退は、トルコが全準備を完了させたアフリン軍事作戦が最終段階に入ったとみなすことができる。

■合同軍構想

シリアのラズキエ、タルトゥス、フムス地区で軍事基地を建設しているロシアが撤退に向けておこなった発表の背後にある計画として、イラン、トルコ、ロシアの協力で結成される合同軍構想があることがわかった。入手した情報によれば、ハマ、フムス、アレッポ、ラズキエ、デラ及びアレッポ地域での安全と和平の確立と保護を目的として結成される合同軍構想を代表団レベルで話し合ったという。シリアでの恒久的な平和の提供、連合軍の結成、民主的選挙の実施、テロ攻撃脅威の除去及び安全環境の確立プロセスまで任務を行うことが計画される合同軍構想の一環として、第一段階に2万人の兵士を配置するという。

フムス、タルスス、テドミュル、アレッポ、アフリンとラズキエの軍事基地に駐留しているロシア兵は、シリア全土で7千人にのぼる。ロシア兵はデル・エズ・ゾル地区で展開しているツラン旅団とカデロヴから派遣されアレッポに駐留するチェチェン平和部隊の兵士は、7千人のロシア兵の中でもっとも注目すべき部隊だ。

■S-400型ミサイルは残る

ロシア空軍に所属する50機以上の航空機と少なくとも40機のヘリコプターとともに80両以上の戦車、数十台の装甲車両と数百の迫撃砲とミサイル及び、2015年から2017年の間にアサド側についた戦争で7000人の兵による部隊がその任に就いた。
ロシアはシリアに駐留した部隊の撤退を決めたが、S-400型ミサイルとともにタルツスとヒメイミンの軍事基地で、膨大な兵力と武器を保有し続ける。バッシャール・アサド政権が使用するよう割り当てられ、ダマスカスとその周辺に配備されているS-300型ミサイル発射台もやはりその場所に残していく。シリア(軍)にロシア(軍)から引き渡される軍事力は少なくとも(ロシア軍の)40パーセントになるという。

■アフリンに300人のロシア軍兵士が駐留

アレッポ県アフリン郡に300人のロシア軍兵士が駐留している。ケフェル・ジェンネ、メイダンキ、マタル、ジラア、ラジョに建設されたロシア軍拠点で任務に就いているロシア兵は、プーチン大統領の決定により撤退することが予想されている。 (トルコ軍によるロシアの)戦闘機撃墜危機の後、その数800人いたアフリンのロシア兵は、トルコと始まった正常化プロセスで300人に減った。マタル、ムンナグ、テル・ルファトとホルビュルまで延びる170キロメートルの長さを支配するロシアの撤退により、トルコがアフリン軍事作戦を開始するとの見方が優勢だ。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:43949)