エジプト:代議員議長、米国によるエルサレムのイスラエル首都認定を批判
2017年12月15日付 Al-Ahram紙

■アラブ列国議会同盟にて代議員議長「アメリカのエルサレムのイスラエル首都認定はイスラーム教徒とキリスト教徒の感情をないがしろにする」

【本紙:サーミフ・ラーシーン】

エジプトのアリー・アブデルアール代議員議長は、米国政府によって在イスラエル米大使館をエルサレムに移転するとの決定が発効される直前、エジプト全土は苦痛と悲しみ、そして苦々しさを感じていると強調した。

同議長は昨日モロッコで行われたアラブ列国議会同盟の緊急会議で行った演説の中で、世界最大の国にして和平のパートナーの一人である国が、世界中の数百万人ものイスラーム教徒やキリスト教徒の気持ちを侮辱していると指摘した。

これに加え同議長は、「アメリカはアラブの指導者や首脳の警告を軽視した。彼らは今回の措置を否定し、その結果に警告を発した。そしてアメリカに対して拒否を示す諸人民の声を伝えた。それにもかかわらず米国は彼らの声に耳をかさず、パレスチナの権利を侵害し、国連と安全保障理事会から発効された国際協定と国連決議を破った」と述べた。

アブデルアール議長は、今回の決定をエジプト人民は非難しており、これを無責任な決定とし、それによって生じ得るいかなる反響や影響を拒否すると発表した。またエジプト人民はパレスチナの人民と指導者たちと完全に連帯し、今回の決定を無効、取り消すことを目的として、これを拒否するすべてのアラブ、イスラーム、および国際的な立場を支持すると表明した。
 
また、様々な国や地域の諸集合と組織から成り、そして自由世界の議会である国連に対し、この決定に対して早急かつ実質的な介入を呼び掛けた。それは真実と人間性の価値観の勝利、法と司法の原則の推進、地域と世界の平和と安全の維持、そしてこの状況を自派の過激な手段を流布するために悪用する全てのテロリストの言辞を断ち切るだという。さらに同議長は、支持者と援助者を集めるよう国連に呼びかけた。

さらに同議長は以下の旨を発言した。「エジプトはパレスチナの権利の側に立つだけではない。軍人、警察官、そして罪なき民間人の犠牲を払い、公正の精神と価値で以て、現下の嵐のような情勢を糧とするテロリズムと過激主義という代価を払ってきた。全てのテロリスト集団はこの問題で商いをし、エルサレムを解放するという名目で少年たちを勧誘している。これは中東における平和と安全を実現する機会に影響を与える」。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:吉川真優)
(記事ID:43969)