区長罷免のアタシェヒル区の区長代理に、CHP候補勝利
2017年12月17日付 Hurriyet紙


内務省によって罷免された共和人民党(CHP)所属のアタシェヒル区区長バッタル・イルゲズディ氏の後任の区長代理が、三度の投票の末に明らかになった。選出されたのは、CHP所属候補のイルハム・ユルマズ氏。一方、公正発展党(AKP)所属の候補であったムスタファ・ジェヴァト・アルズク氏の得票は勝利には不十分だった。

投票が行われたアタシェヒル区議事堂の外には大群衆が詰めかけていた。今回の選挙では、最初の2度の投票とも各候補が自身の所属する党からの得票を得ていた。なお、アタシェヒル区議会は、CHPグループ22人、AKPグループ15人からなる合計37議員で構成されている。

CHPの候補のイルハム・ユルマズ氏とAKPの候補のムスタファ・ジェヴァト・アルズク氏が戦った区長代理の投票では、最初の2度の投票では、3分の2の投票がなければならなかったが、両者は2度とも届かなかったため、3度目の投票が行われることとなった。党員にとっては、候補者らは同時に党派グループの代表議員でもあり、候補者らはそれぞれ所属政党からの票を得ることができたが、法に従い、新区長代理を決めるために、2度の投票が行われた。しかしながら2名とも、その回で3分の2過半数に届かなかったために、3度目の投票が行われた。

3度目の投票では、(それまでの3分の2ではなく)過半数で決するため、22票で、CHPのイルハム・ユルマズ氏が次期アタシェヒル区長代理の椅子に任命されることとなった。一方で、投票前に候補者らがスピーチを行うことは許可されなかった。この投票前スピーチをさせるようにという要望提言書がAKPグループから出されていたが、満場一致で却下された。

投票結果が明らかになる前、議会内規則に基づいて、議会メンバーのみが拍手等を行える旨が明らかにされ、見学席やプレスルームからはそうした行為をしないようにとアナウンスがあった。議事堂の外の群衆は何度も「権利、法、正義」というスローガンが叫んでいた。

■AKP候補者「自分をアピールできなかった、このやり方は適当ではない。非難する」

投票後、敗れたAKP候補のジェヴァト・アルズク氏は発言を求め、選挙(の結果)に神の恩寵があるように、と述べた。一方で同氏は投票の前に候補者が自己アピールしていればより見え麗しいものなっていただろうと話し、「アタシェヒル区は非常に困難な状況にある。アタシェヒル議長代理のやり方はよくなかった。我々は選出された候補の味方だ。支援し、県庁や省庁から明らかにされる不正について、アタシェヒル区民を代表した追跡していく。」

一方で、CHP所属のサトゥ・オザタ議長代表は、自分を非難したAKPの候補に向かって、「その非難の言葉はあなたに返す」と述べた。

■CHP候補ユルマズ氏「イルゲズディ氏が最短で任務に戻る」

選挙に勝利したイルハン・ユルマズ氏のスピーチは次の通り。
「皆さんの前にこうして立っていることは残念だ。区長は、法に従い、しばらくは職務に就くことができなくなった。民主主義の中で実施された投票で、皆さんは私を選んだ。議会の全ての構成員たる友人たちに感謝している。選挙を経て、区民の意思に基づいて職務についた我々の区長が、違法な理由で職務から遠ざけられたことは道徳的ではない。しかし、様々な誹謗中傷のヘイトに対してイルゲズディ氏が最短で職務に戻ることを切望している。我々の取り組みは、一時の中断やトラブルにはならない。親愛なる我々の(元)区長のやろうとしていことを我々は続ける。」

■イルハミ・ユルマズ氏紹介

イルハミ・ユルマズ氏は、1953年にマラティア生まれ。初等・中等教育をマラティアで終え、1977年にイスタンブル経済専門校を卒業。イスタンブル大学経営経済研究科、およびイスタンブル大学経営学部財政学科で、MBAの修士号を獲得している。

公務員として、また私企業で、幹部職を行った。ハルク銀行で、プロジェクト評価専門家、TMSFで取締役をつとめた。国家投資銀行と世界銀行が提供した機会をつかい、9カ月間、海外留学した。

1999年から、二期にわたりカドゥキョイ区議会議員、および副議長をとつとめ、2009年からは、2期にわたりアタシェヒル区議会議員、イスタンブル広域市議会議員、副市長、市の党代表をつとめた。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:43975)