シリア:ロゴージン副首相がアサド大統領と会談
2017年12月19日付 al-Hayat紙

■アサドはフランスを攻撃:フランスの手はシリアの血に染まっている

【ロンドン:本紙】

シリアのバシャール・アサド大統領は昨日、「テロとの戦い」はシリアでまだ終わっていないと述べた。また同大統領は昨日、ロシアのドミトリー・ロゴージン副首相と会談した折、「イスラーム国」に対する先般の勝利だけに焦点を当てることは、シリアに存在する「ヌスラ前線」から「目を逸らすこと」だとの考えを示した。さらにアサド大統領は、フランスの手はシリア人の血に染まっているとし、同国を非難した。これはフランスのエマニュエル・マクロン大統領が、テロを排除した後のシリアの解決に向けて、アサド大統領との対話が必要だと発表したことを受けての非難だ。

シリア大統領府事務局はアサド大統領の言として、「シリア東部でアメリカの支援を受けている「シリア民主軍」は裏切り者であると非難する旨および、シリア、シリア軍、シリア人民に対抗して外国の指示の下、シリア国内で活動する者は皆裏切り者である旨伝えた。

ロゴージン副首相は、ロシア政府および経済界使節団団長として、未公表の訪問の中シリアに到着した。そして、ラタキア市郊外にあるフメイミム空軍基地に駐屯するロシア軍を訪れた。ロシアの通信社は、アサド大統領と会談した後のロゴージン副首相の発言として、ロシアはシリアのエネルギー施設の再建に参画する唯一の国になるだろうと伝えた。また、副首相がシリアにおけるリン塩酸の備蓄に係る投資会社の設立に関する二国間合意が交わされたと発表した旨報じた。


さらに、ロゴージン副首相は、フメイミム空軍基地を訪れた後の発表の中で「ロシアのパイロット、技術者たちと重要な会議を行った。技術者たちは、ロシア製の武器の使用を監督している。またより完璧な武器を作るために、ロシア製の武器に技術的な改良を追加できないか観察している」と発言した。 そして「シリアは政府、国民として、ロシアを大きな希望と暖気と捉えている」と述べた。さらに「シリア政権の士気は、2年半前と異なる。テロリストの占拠地域外に残された国を救おうと考えていた時とは違う。今や状況は異なる。彼ら(シリア人)は、最終的な勝利と、平和に包まれた生活に向かって進む方法を待つ状況にある」と語った。

ロゴ―ジン副首相は、 シリアを訪問したロシア側の責任筋としてはプーチン大統領の次に有力な人物とされる。プーチン大統領は「テロリストを撃退する」という「ミッションを達成」したことを受け、11月11日、フメイミム空軍基地において、部隊の大部分の撤退を開始すると発表した。

アサド大統領はロゴ―ジン副首相との会合の後、「テロとの戦争はシリアでまだ終わっていないどころか、この戦争は「イスラーム国」の主要な拠点を破壊する上で非常に重要な局面に差し掛かった」と述べた。 また「戦争は最後のテロリストを排除することで終わる」と述べた。さらに、シリアにおける「イスラーム国」の主要な拠点を破壊したことは大きな勝利だと強調したが、テロとの戦いが終わったという言辞は「非現実的」との考えを示した。

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(翻訳者:岩崎ソフィア)
(記事ID:43983)