サウジアラビア・イエメン:プーチン大統領とサウジ国王が電話会談、フーシー派のミサイル攻撃に対する非難を表明
2017年12月22日付 al-Hayat紙


■プーチン大統領がサウジ国王にフーシー派のミサイルに対する非難を表明

【リヤド、アデン:本紙】

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は二聖都の守護者サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王との電話会談で、フーシー派のリヤドに対する弾道ミサイル発射について、ロシア政府はこれを非難すると表明した。同大統領は、ロシアは「サウジアラビア王国が安全保障上の危機にさらされることを一切」拒否することを強調した。

一方、イエメン国軍はフーシー派指導者アブドゥルマリク・フーシー師の側近の一人である同派民兵組織幹部一名をイッブ県で捕虜として捕らえた。また、米軍の飛行機(ドローン)がサヌア東部で空爆を実施し、アルカーイダの幹部一名を殺害した。

二聖都の守護者(サウジアラビア国王)は昨日(21日)、露大統領と電話会談を行った。同大統領は、リヤドを狙ったフーシー派の攻撃について包括的な調査を始める必要があると強調した。同会談では、自国が困難な情勢下に置かれているイエメン国民の苦しみを取り除くため、彼らに対する人道支援の取組についても協議がなされた。また、露大統領府の声明によると、両者はシリアでの政治的解決の実現に向けた努力を重ねる必要性を強調した。

サウジアラビアの副首相兼国防相ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は水曜日(20日)夜、テレザ・メイ英首相から電話連絡を受け、その中でメイ首相は「イエメンの正統政府を支持するアラブ諸国の連合が、人道支援物資搬入のためイエメンの港の再開に向けてとった措置を、英国は歓迎する」ことを表明した。同首相は、「イエメン国内への武器やミサイルの密輸、および近隣諸国の安全保障・安定に対する脅威を防止するため、臨検措置を継続していく必要がある」ことを強調した。ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は、「サウジアラビアと連合メンバー国は、イエメンの安全保障と安定、および同国国民の安全と近隣諸国の安全保障に取り組むとともに、イエメン国民への人道支援物資の供給のため努力する」と述べた。

イッブ県とダーリウ県の境に位置するハマク村の戦線にいる軍事情報筋によると、イエメン国軍部隊は水曜日、フーシー派のムハンマド・フセイン指揮官を捕虜として捉えた。同情報筋はセプテンバー・ネット(注:イエメン国軍が管理するニュース・サイト)に対し、「イッブ県でフーシー派の部隊を指揮していた人物およびその同行者3名が捕虜として捉えられ、現在彼らの取り調べが行われている」ことを明らかにした。

同情報筋は、サアダ県出身の同フーシー派指揮官は、同行者とともに民間人の服装で偵察のため巡回しており、武器も積んでいない一般車で走行していたところ、国軍の軍事諜報機関が彼らの動向を監視しており、アウド地域の第30旅団管轄下にあるチェック・ポイントで諜報機関により捕らえられた。

また、アル=カーイダのイエメン支部アラビア半島のアル=カーイダ(AQAP)の広報担当が、サヌア東部のマアリブ県で米軍のドローンが実施した空爆により殺害された。AFP通信は部族の情報筋から得た情報として、一昨日(20日)夜に「マアリブ県ワーディー・アビーダ地区で四駆車を狙った空爆により死亡した武装集団4名の中に、(AQAP広報担当だった)アブー・ハージル・マキーがいた」と報じた。また、同じ地域で行われた2回目のドローン空爆により、アル=カーイダの構成員2名が車で移動中に空爆を受け死亡した。

アラブ連合軍が有する防空システムは一昨日、(フーシー派)民兵集団がマアリブ県に向けて発射した弾道ミサイルを同県上空で迎撃することに成功した。同地域の住民はミサイルが迎撃されるところを目撃し、県上空に煙が上がっただけで何の被害も起きなかったと述べた。同民兵集団がマアリブ県に向けて発射したミサイルの数は100を越えた。これらのミサイルは居住地区を狙ったものであり、民間人を標的にすることを禁じる国際法を無視している。

ダーリウ県北部で昨日発生したイエメン国軍との衝突により、フーシー派の構成員5名が殺害され、7名が負傷した。現地情報筋は、「(サヌア南部の)ムライス北部に位置するヤイース地域のヒヤーフィー地区とアサース地区にある軍の拠点にフーシー派が侵入しようとしていたところ、軍部隊はこれを防いだ」と報告した。

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(翻訳者:北本芳明)
(記事ID:44011)