2017年、教育は「後退の年」
2018年01月04日付 Cumhuriyet紙


教育システムにおいて、2017年に7つの重大なテーマにおける改革が行われた。

2017年、教育分野において、今日だけでなく将来においても深刻な影響を及ぼす重要な改革が行われた。国際的な評価は、科学と数学分野において12年前の結果を下回っていた。トルコの難民人口がアルバニアの人口に達した際、就学対象である85万人のシリア人の子供達にどのように教育を行っていくかという問題を未だ解決できていなかった。障害について教科書にさえも載っていなかった。教育改革イニシアチブ(ERG)の“教育において2017年、何が変わったのか”という題の研究によると、昨年教育分野において変更されたものは以下のものである;

1. プログラムが更新された:
カリキュラムの変更について、最も論争を巻き起こしたテーマの1つは、“進化論”の削除であった。このテーマは、一部で“世俗的かつ科学的な教育への打撃”として考えられ、裁判所へと持っていかれた。これと同時に、宗教文化と道徳的情報計画のカリキュラムがトルコ共和国国民教育省宗教教育総局によって広められた。

2. 基礎教育からの二次教育移行システム(TEOG)が廃止された:
トルコ共和国国民教育省(MEB)は、2017-18年度が始まった少し後である2017年9月19日、3年間施行された 基礎教育からの二次教育移行システムを廃止したことを明らかにした。理由としては、学生に与えられるテストのストレスのため、であった。

3. 大学に新システム:
2017年の重大な改革の1つは大学入試システムでなされた。7年間施行された高等教育への移行試験(YGS)と学部試験(LYS)が廃止された。
そして高等教育機関試験(YKS)が採用された。YKSは世間での多くの議論と提案により、1か月で5回更新された。

4. 就学前教育を義務化:
MEBは2019年、54か月以上の子供について、就学前教育を義務化することを計画していると明らかにした。計画は2017-18年度において22の県で施行され始めた。

5. 外国語をより重点的に:
MEBは、外国語教育における問題を克服し、学生がよりよく外国語を学ぶことが出来るようにするため、第5学年のカリキュラムを再編成した。これによると、第5学年が外国語準備学年になることが決定された。施行は、トルコ全土から選ばれた620校で試験的に開始された。約11万人の学生が今年、第5学年を外国語準備学年として勉強するのだ。

6. 教師へパフォーマンス評価:
2017年に行われた改革の1つである、教師についてパフォーマンスを評価するシステムが採用された。教育省は、教育における質を高め教師の要望を明らかにするために施行したと表明した。試験的な施行後にトルコ全土で施行されていく予定このシステムは、一部では批判され続けている。このシステムは、教師の評判が損なわれるかもしれないこと、落ち着いて仕事をすることに影響するかもしれないこと、そして脅威に変わるかもしれないことが述べられている。

7. 指導教員に当直の義務化:
規則によれば、指導とカウンセリングの教師が当直にあたり、そして試験において仕事をすることが義務付けられた。一方、指導教員の職務に、教育を病院でもしくは家で行う生徒を訪問することも追加された。

-生徒の学習到達度調査(PISA)で、2003年に戻ってしまった:3年間で1度行われるPISAのテストの結果が、2017年、教育において最も多くの議論がされたテーマの1つであった。トルコの科学、数学そして読解のスキルにおいて、2003年以降上昇していたこの割合は2015年に低下した。そして12年前の結果でさえ下回った。

-教科書に障害についての記載なし:ERGは、社会学及び教育研究センター(第1)と、社会的権利及び研究機構(TOHAD)が協力し調査された“教科書に記載された障害調査”の結果、長年教科書では見かけない障害の観点から限られた改善がされた。調査では、様々なレベル、そして分野から37冊の本が調べられた。調査結果の中で、教科書に障害について十分に記載されていないものでは、本文において、そして読解の部分では、画像に記載されている人々のわずか3パーセントの人が障害者である、というような結果が示されている。

-難民教育:2017年の課題であるテーマの1つは、難民の学生であった。トルコにおいて就学に達しているシリア人の子供は85万人いる。この子供達をトルコに平和的な形で統合できるように、適切な教育へのアクセスの増加と包括的な教育の導入は非常に重要である。

-トルコの状態:ユネスコが毎年行う“グローバル教育モニタリングレポート”では、トルコにおいて生徒の30パーセントが数学のスキルが不足していること、障害者の学校教育離れにおいてトルコがヨーロッパで1番であること、そして教師の自治が2006年から2015年にかけて徐々に減少していることが述べられた。

■‘イマーム・ハティプ世代’の庇護者を追悼した

トルコ共和国のはじめの年に廃止されたイマーム・ハティプ学校を再び開校し、宗教の授業を小学校のカリキュラムに導入し、そして村落研究所を閉鎖した元教育大臣であるテヴフィク・イレリは、アンカラにおいて、彼の名前を付けたイマーム・ハティプ高校でコーランの暗唱とともに追悼された。式典にハカン・チャブシュオール副首相と、イスメット・ユルマズ教育相も参加した。ユルマズ大臣は、トルコ国内には1478のイマーム・ハティプ高校があること、そしてこれらの学校では52.3万人の生徒が学習していることを述べた。生徒たちへ語りかけたチャブシュオール副首相はというと、「この国は、権利のために右へ左へと見る前に、‘私がいる’という意識を持ったイマーム・ハティプ学校の若者たちに大きな期待をしている。イスラムの価値を受け入れた若者たちは、テヴフィク・イレリの、アドナン・メンデレスの、そして我々の大統領タイイプ・エルドアンの努力が報われたという証明である」と述べた。 

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(翻訳者:関口夏海)
(記事ID:44087)