「2017年女性への暴力」レポートー殺人409、暴力332…
2018年01月05日付 Cumhuriyet紙


「女性の殺害を止める」プラットフォームの報告によると、2017年に女性が被害者となる殺人事件は増加傾向となった。レポートによると、387人の子供が性的虐待を受ける一方、332人の女性が性的被害にあっていた。

「女性の殺害を止める」プラットフォームのデータによると、2017年は女性が被害者となる事件が増加した年であった。昨年、409人の女性が殺された。387人の子供が性的虐待を受ける一方、332人の女性が性的被害にあった。

■409人の女性の命が失われた

2017年には409人の女性の命が男性によって奪われた。レポートによると、女性の殺人事件は12月に最も多く発生していた。世俗主義を排除し、女性の殺害が増加するとの懸念を帯びた「イマーム婚法」が議会を通過した。

■最も多く女性が被害を受けたのはイスタンブル

プラットフォームによると、1年間で女性が多く殺害されたのは以下の県である。
イスタンブル57件、イズミル32件、アンタルヤ25件、ブルサ18件、アダナ17件、ガーズィアンテプ15件、コンヤ12件。

■低年齢化

プラットフォームのデータによると、殺人事件の犠牲者となった女性の年齢層は下がっていることが分かった。今年は15~18歳、19~25歳の間で合計65人の女性が殺害された。

■容疑者の2割は配偶者

女性が被害者となる殺人事件の加害者を見てみると、以下のようになる。
判明せず: 33%, 配偶者: 22%, 知人または親戚: 13%, 恋人:9%, 元配偶者:5%, 父親:4%, 息子:4%, 被害者とは無関係の人物:4%, 元恋人:3%, 兄弟:2%, 義理の息子:1%。

凶器の多くは銃や刃物である。

■イマーム婚に対して女性たちがアクション

イマーム婚法案に対して、全国で女性たちによる抗議の輪が広がった。しかし、市民グループや女性ネットワークの努力に反し、法案は議会を通過した。

■332人の女性が性的被害に

2017年には332名の女性が性的な被害を受けたことが明らかになった。被害女性のうち129名が公共の場で被害を受けている。

■男性からの提案「ピンクのバス」

女性たちを「守る」との理由から政府がある提案を行った。女性しか使うことのできないピンクのタクシー、バス、電車の車両といった交通手段の使用に関する提案である。「ピンクのバス」等を持ち出した関係者や署名者が男性である、という点が注意を引いた。

■女性の日常生活への攻撃に対する抗議「私の服に干渉するな」

女性たちの日常生活への侵害は2017年に増加した。着用する衣服を理由に多くの女性たちは攻撃を受けている。この犯罪に対し、「服に干渉するな」運動が始まった。

■387人の子供が性的虐待の被害

プラットフォームのデータによると、2017年には387人の子供が性的虐待の被害にあっている。子供たちが被害にあう場所としては、被害件数が多い順に、寮、学校(加害者は教師や職員)、そして家となっている。

子供たちは多くの公共の場所で性的被害にあっている。そうした中、ラジオ・テレビ高等委員会で与党公正発展党の党員たちが「人びとに刺激を与える」として処罰を訴えた、女児が短いズボンでダンスを踊る様子が、トルコ家族・社会省によって問題とされたことが明らかになった。

■教育プログラムは性的差別表現に満ちている

2017年に作成された教育プログラムでは、世俗主義は全く考慮されておらず、性的差別表現に満ちていることが窺える。「女の子は周囲に従わなければならない」と強調された。しかし、親たちは、この教育プログラムに対して「世俗的な教育を求む」というスローガンで活動を行った。

■問題を孕んだ法的意見 : 女の子は9歳で結婚できる

宗教庁は、公式webサイトにある「女の子は9歳で結婚、妊娠ができる」という文言が自ら作成した宗教用語辞典にあることを認めた。宗教庁は、発表の中で、辞書では女子は9歳、男子は12歳で成熟期に入るとしたが、この文言がねじ曲げられていると訴えた。

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(翻訳者:章 由実)
(記事ID:44098)