顔面移植の地中海大学病院、破綻の危機
2018年01月07日付 Cumhuriyet紙


顔面と腕の移植によってその名前を世界に知らしめたアクデニズ大学(AÜ)病院は、医療企業に対する2億5000万リラの負債のために活動を停止されようとしている。医長のビュレント・アイドゥンル博士は、「事態は本当に限界だ。この状況がこのまま続けば多くの物資が不足し、おそらく多くの重要な手術も行えなくなるだろう」と述べた。

トルコで初めて行われた顔面と腕の移植によってその名を世界に知らしめ、年に5万件の手術と110万件の外来診療を取り扱うアクデニズ大学(AÜ)医学部附属病院は、医療企業への2億5000万リラの負債によって赤信号を発している。大学病院は警告を発し、医長は、「事態は限界だ」と述べている。

返済期間を過ぎても債権を回収できていない地元企業らが医療器具の売却を止めたため、同病院では備品の危機が起こり、手術を続けるために外国企業から市場価格の3~4倍で購入された医療用品は、負債の額を日々増加させる原因となっている。

■「限界だ」

ヒュッリイェト紙のサリム・ウズン記者の報道によると以下の通り。AÜ医学部附属病院のビュレント・アイドゥンル医長は、「事態は限界だ。この状況がこのまま続けば、多くの物資が不足し、おそらく多くの重要な手術も行えなくなるだろう。本当に困っている。支援してもらう必要がある。取りうる策は尽きた。年に110万件の外来診療があり、何百もの通常の移植手術がある。我々がシステムの中から追い出されれば、その空白は埋めようがない。このような中心施設に政治に関わるだれもが手を差し伸べることが必要だ。負債額は2億5000万リラに達した。我々は負債が原因で1リラのものを4リラで購入している。中小企業団体(KOBİ)には持ちこたえるようにと信用が与えられている。その資金を我々に与えてくれれば我々も企業に分配できる。彼らは仕事ができ、同時に我々は負債から救われる。43の大学病院の負債は60億リラほどで、公共病院には110億リラの負債がある。公共病院も支払いができない状況になれば、企業が困ることになる。破産する人が多くいる。我々は顔面や腕、骨髄、角膜、心臓の移植を行っている。この中心施設を見捨てるべきではない」と述べた。

■「あそこは完全に泥沼」

アンタルヤ商工会議所(ATSO)の薬品・医療機器専門委員会のウミト・カルカン委員長は、次のように述べた。「2014年から債権がある。地元企業らは製品の売却を完全に停止した。医療関係者たちは家を、土地を売り、大学に投資した。今では銀行は債権の譲渡すら受け入れていない。あそこは完全に泥沼の状況だ。」

■「この件の結末は明白」

アクデニズ大学のエロル・ギュルプナル副学長は、「今日戻っているが、この事態においてこの件の結末は明白だ。可能性はない。ある時点以降、事態は次のような状況になる。すなわち、全ての企業が製品の供給を停止し、停止した瞬間困難はその時点から始まる」と述べた。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:44113)