44年ぶり、大干ばつ
2018年01月09日付 Hurriyet紙


秋と冬の時期に期待されていた雨が降らず、ダムの貯水量も減っている。春に向けて今から警鐘が鳴り始めた。トルコ全土において、過去44年で最大の干ばつ期となっている。

林業治水相のヴェイセル・エルオール教授も、ここ最近、干ばつ問題について言及し、2017年が過去44年の中で最も干ばつがひどい年であると明らかにし、「トルコは水が豊富な国ではない。降水量が本当に少なくなった」と述べた。

■カフラマンマルシュ

カフラマンマルシュでは、地域で十分な降水量が確保できなかったために、ダムの貯水率が深刻な割合にまで低下した。カフラマンマルシュの農業組合メフメト・チェティンカヤ代表は、8%の貯水率となっているアイバル・ダムが、これから先起こりうる干ばつの最も大きな根拠となるであろうと注意を促し、農家をはじめとする市民に節水の呼びかけを行った。

■シヴァス

スィヴァスの農業組合ハジュ・チェティンダー代表は、雨が降らない場合、春に農地に水を使用する際に水が得られないだろうと話した。

ダムと池の水量レベルが低くなっており、河川と川が干上がっているスィヴァスでは、2018年干ばつが発生することが心配されている。スィヴァスでは夏期、給水用と飲料用の水がダムでは満水時の4分の1の割合をキープしている中、コル川、テジェール川、カラジャラルダムは水が供給されず、 干上がっていた。今も、ユルドゥズ町にある給水用池が干ばつの段階へとはいった。湖のそばに生えるセデフの木の幹に残った過去にあった水の跡は、池の干ばつの規模をあらわしている。

スィヴァスの農業組合ハジュ・チェティンダー代表は、干ばつの心配があると明らかにし、スィヴァスで起こりうる干ばつがトルコ全土での小麦の費用に悪影響を与える可能性がある、と話した。チェティンダー代表は、以下のように述べた。

「2016年と2017年、私たちの地域では干ばつを経験した。2018年の1月目で、極寒気であるにもかかわらず、今のところスィヴァスでは雪も雨も降っていない。このことは私たち農家に悪影響を及ぼすだろう。土地をみたとき、とても大きな問題を目にしている。スィヴァスは農業の街であり、我が国の小麦生産や家畜業に重要な貢献をしている地域である。天候状態がこのまま続かないよう祈っている。しかし、目にしていることからすると、2018年は過去と較べてもより高い割合で干ばつが発生するだろう。この干ばつはスィヴァスに影響を与え際に、トルコの農業分野での費用にも影響を与える。物価上昇の原因にもなりうるのだ。」

チェティンダー代表は、干ばつに関する科学的研究が行われ、農家たちに知識を与える必要であると話し、以下のように述べた。

「関連組織がこの気候変動に関し一刻も早く研究を行い、私たち農家が何をするべきなのか、明らかにする必要がある。この10年をみても、 毎年干ばつは増え続けている。これも、これからの数年で、より増えていくことを示している。スィヴァスで干ばつが起こるということは、トルコの小麦生産において問題が生じるということだ。」

チェティンダー代表は、天候状態が今のように続いて行けば、春の季節にも深刻な水不足が引き起こされる可能性があると述べ、以下のように話した。

「今現在、ダムの貯水率は、25%である。このままの状態が続けば、きっと春には水を得ることができない。私たちのダムも池もそのほとんどが涸れている。地下水もだ。村では、すでに飲料水の不足もみられはじめた。」

■マルディン

マルディンのクズルテペ郡では、降水量が少ないため、農家たちは干ばつの心配に包まれた。畑が水源から遠く、井戸もひけない農家たちは、思い悩み始めた。畑に播種できない農家たちは、種をまいた畑も水不足のため、生育しないことに注目している。

■コジャエリ

コジャエリの飲料水の需要量の大部分をまかないユバジュク・ダムでは、気温が例年よりも高く推移しているため、水量レベルが28%にまで低下した。

コジャエリで秋と冬の時期に期待されていた降水量がなかったことは、ダムの貯水率に影響したとみられている。コジャエリのバシシケレ郡では、51㎢の容量をもつユバジュク・ダムで降雨がない状態が続いたため、水量レベルが28%にまで低下した。ダムでは、1万4540㎢の水が貯水されていると明らかにした担当者は、危険な状態に備えていることも明らかにした。コジャエリの飲料水を供給するもうひとつのダムであるナマズガフ・ダムでも水量レベルが62%と記録された。 雪が降らずして、ダムの水が増えることはないという周辺住民は、初めてダムの水量がこれほどまでに減ったのを見たと述べた。ユバジュク・ダムで水が引いた様子は空からも伺える。

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(翻訳者:大畠梨紗子)
(記事ID:44124)