クーデター未遂アクンジュ基地裁判で29人保釈
2018年01月19日付 Hurriyet 紙


フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)による2016年7月15日クーデター未遂の際、司令部として使用されたアクンジュ空軍基地での活動に関与した486名の被告人について、裁判所で中間判決が発表された。裁判所は、拘束中の被告人29名を法的監視を条件として保釈した。

フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)が2016年7月15日のクーデター未遂の際、司令部として使ったアクンジュ空軍基地で活動に関与した486名の裁判で、29名の被告人が保釈された。審理は、2月12日に延期された。

アンカラ第四重罪裁判所により、スィンジャン刑務所の裁判室で行われた審理には、被告らとその弁護士、原告らと殉職者ならびに殉死者の遺族らが参加した。

■中間判決が下された

セルフェト・ギライ裁判長は、審理の後休憩をはさみ、中間判決を明らかにした。

裁判所は、被告人のアフメト・オズチェティン、アクン・オズテュルク、ビラル・アクユズ、ギョクハン・シャーヒン・ソンメザテシュ、ハーカン・エヴリム、クビライ・セルチュク、メフメト・ディシュリ、ムラト・コチイイト、ムスタファ・バルシュ・アヴアラン、ムザッフェル・デュゼンリ、オメル・ファールク・ハルマンジュク、トゥルガイ・ソクメン、アドナン・アルカンらの裁判資料をそれぞれに分け、アンカラ第17裁判所で審理された資料と統合させるという要求を承認した。

■バイロックリストを請求

裁判所は、カイセリを離陸しアクンジュに降りた2機の「ギョレン」飛行機に武器もしくは軍事物資が搭載されていなかったかどうかについて、カイセリ第12空軍基地司令部が証明書を作成することを決定した。また本件の被疑者らについては、アンカラ共和国検察に対し、組織の暗号通信プログラム「バイロック」の利用者リストを固めるよう、また現在バイロックリストに掲載されている被告については、電話回線とIMEI番号が使われている携帯電話ならびにインターネットトラフィックを特定し、証明書を提出するようBTK(トルコ情報通信技術局)に命じた。

■2月12日に延期

裁判所は、拘束中の被告人イスマイル・ハック・オズヴェレン、ブルジュ・ドアン、イブラヒム・チャルシュカン、メティン・ケレシュ、ヤスィン・チェティン、イブラヒム・ユルマズ、ザーフェル・シニク、スィナン・サル、ジュマリ・ウナル、アブドゥッラー・ビンギョル、アイドゥン・ウヤン、ファールク・アルトゥノク、ウミト・オズデミル、ライフ・ファク、ウミト・インジェ、ファーティフ・ゼキ・スングル、メフメト・アテシュ、エルダル・エルトゥラル、ヌリ・オズジャン、ヒュセイン・ギョルギュル、セルカン・アルカチ、メスト・ウストゥンジャン、アリ・カフルマン、メフメト・オズクル、ファールク・ヤヤバシュ、ムラト・タシャン、ラマザン・アイテキン、イスラフィル・ビリル、ファールク・ユスフオールを、法的管理を条件として保釈する決定を下した。

審理は、被告側の主張から再開するとして、2月12日まで中断された。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:44192 )