信頼を揺るがす4つの問題―トルコ・アメリカ関係
2018年01月26日付 Hurriyet紙


ドナルド・トランプ米大統領とタイイプ・エルドアン大統領の昨晩行われた電話会議は約25分間にも及んだが、結局討論が終わることはなかった。なぜなら、トルコ政府曰くアメリカ政府は直近で頻繁に用いている方針を再度主張し、会談の内容は公式見解とは異なるものであったためだ。ビザ危機問題の解消も提示された公式発表で、「トルコは保証してくれた」との表現が用いられたのと同じように…この会談後にトルコ政府内で議論された唯一の問題は、これではない…

■会談はどのように行われたのか

エルドアン大統領とトランプ大統領との直近の会談は、2017年11月24日に行われた。この会談でトランプ大統領は、「クルド人民防衛隊(YPG)への武器不供与について指示した」と話していた。その後、トルコは具体的な動きを確認していない。この会談から程なくして、両者が再び会談を行うことが予想されていたが、今回もエルサレム危機が間に割り入る形となった。アフリーン作戦の4日前、エルドアン大統領はトランプ大統領へのメッセージを報道を通じて発信した。トルコ大国民議会(TBMM)で記者らに対して行った会見で、エルドアン大統領は「彼に電話をしようとは今は考えていない。彼は私を支持するはずであったが、彼が私を支持しない限り私も彼を支持するつもりはない」と述べた。アフリーン作戦の直後、まずはアメリカ側から見解が発表され、その後トランプ大統領から会談の申し入れがあった。

■アメリカは保証してくれない

トルコ政府の情報筋は、エルドアン大統領とトランプ米大統領の会談への期待は高望みすべきではないと強調する。これにはいくつかの理由がある。情報筋は、以下のようにその理由を列挙した。

1.アメリカが大統領レベルで出した見解は無駄になるか、あるいはこの該当地域での見返りを見出すことはできない。

2.アメリカ政府が出した異なる見解は混乱を招いている。その理由は、いまだにアメリカがYPGテロ組織との今後の関係性が不明瞭且つ未知数であるからだ。

3.テロ組織は該当地域でアメリカ軍の軍事作戦及び物流支援から、すでに恩恵を受けている状況である。

4.アメリカは当時の約束を守らなかった。

これらの理由から、アメリカとの関係性における最重要項目は「保証問題」として示される。この問題を乗り越えるためには、アメリカが期待される「具体的な動き」が示されなければならない。武器及び物流支援の停止、武器の回収、同盟国とテロ組織間で距離を置くことなどもこの期待の中には含まれている。トルコは最早、該当地域で「テロ組織が孤立する様」をこの目で確認したいのだ。

■重視していない

トルコ政府が会談後に出したもう1つの決定は、アメリカを重視しないということだ。バラク・オバマ前大統領時代からの官僚らがテロ組織との仲介役を担っていること、そして現在の新政府がこの件から距離を置いていることを理由に、アメリカはトルコの考えを理解できない、あるいは理解したくないのだろうという見解が出されている。
もう1つの議題は「公式発表」問題だ。エルドアン大統領とトランプ大統領の会談後、まずは大統領府が、その後にホワイトハウスが発表を行った。会談内容における相違点は、トルコ政府を行動に移させた。なぜなら、電話会談では議論されなかった問題が、ホワイトハウス側の発表の中で言及されたからだ。大統領筋は、この会談に関して記者らに続けざまに発表を行った。メヴリュト・チャヴシュオール外相は、カメラの前で「ホワイトハウスの発表は、おそらく会談前に用意されたものだ」と語った。大統領筋もチャヴシュオール外相と同じ見解だ。この発表内容は会談前に用意されており、トランプ大統領の前に置かれた会談内容の原稿には依拠していないことが判明している。

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:44258)