ペガサス航空トラブゾン事故機、再利用の計画は?
2018年01月28日付 Milliyet 紙


1月13日の夜、トラブゾン空港着陸時に滑走路から飛び出したペガサス航空機が、トラブゾンで文化・芸術施設として再利用される。

ペガサス航空PC8622便ボーイング737-800型、登録コードTC-CPFのアンカラ発トラブゾン行き航空機は、1月13日夜、トラブゾン空港着陸時に滑走路から飛び出した。これを受け、トラブゾン広域市のオルハン・フェヴズィ・ギュムリュクチュオール市長は、トラブゾン空港着陸後に滑走路を飛び出したペガサス航空の機体を、適当な地域に設置し、図書館や社会文化施設として再利用する方向で、ペガサス航空のアリ・サバンンジュ会長に要望を申し入れたと話した。
サバンジュ会長も航空機をトラブゾンに残せるようできる限り努力すると約束したと明らかになっている。ギュムリュクチュオール市長は、トラブゾン市でこうした計画が実現すれば、事故の悪い記憶も軽減するだろうと話した。

トラブゾン空港へ着陸した後、滑走路で滑って海へ向けスライドした結果、引き揚げられた機体は、再度就航可能なレベルには修復できないとことが1月24日付けで準備された報告書から明らかになった。ギュムリュクチュオール市長はこの報告後に行動を開始した。同市長は「ペガサス航空のアリ・サバンジュ会長はじめ同社関係者からこの件でまず非常に熱いアプローチがあった。しかしながら、航空機がリース機体であり、所有権が彼らにないこと、保険会社との関係もあり、それに基づいて契約や手続きの結果、支払われる保険の代金もあり、これも、自分たちの負担となるかもしれないと述べた。最初の構想としては、機体が文化的・社会的な目的としてトラブゾンに残されることが非常に前向きであり、同社もその方向で努力し、我々の要望を検討して結果を我々に知らせてくれると語ってくれた」と話した。

乗客162名と乗務員6名の誰も怪我をせず、命を失わなかったことを考え、改めて見舞いを思いを共有したギュムリュクチュオール市長は、「こうした社会的な取り組みにより、悲しい記憶の影響を軽減し、トラブゾンの人々に、文化や芸術面につくす場にすることはよいことだと考えている」と話した。

■ペガサス航空はこの計画に前向き

滑走路から飛び出した機体を図書館に変えたいとの要望をペガサス航空に申し入れたと明かしたギュムリュクチュオール市長は、「今回の事故の件で、対応中にペガサス航空の取締役会長や社長、他の職員がトラブゾンを訪問し、トラブゾン行きだった乗客や市の管財担当、市の上層部を訪問してくれたことを嬉しく思う。状況を継続的に見届けるなかで、スリップ現場から引き揚げられた機体は、再度就航可能なレベルには修復できないという報告が1月24日付けで入った。その後、トラブゾン広域市として、悪い記憶をわずかでも減らし、少しでも別のよい思い出に転換して、あるところでプロセスの中で、(悪い記憶を)なくすために、ペガサス航空のアリ・サバンジュ会長、メフメット・テヴフィク・ナーネ社長と接触した。これにより、就航から離れた機体がトラブゾン市へ無料で寄付されれば、今後、広域市として設置される地域で、子供たちや若者向けの図書館として利益を提供するすばらしい文化施設にしたいと提案した。彼らも当初、この件に非常に熱いアプローチをしてくれた。しかしながら、航空機がリース機体であり、所有権が彼らにないこと、保険会社との関係もあり、それに基づいて契約や手続きの結果、支払われる保険の代金もあり、これも、自分たちの負担となるかもしれず、最初の段階では、機体が文化的・社会的な目的としてトラブゾンに残されることが非常に前向きで、同社もその方向で努力し、我々の要望を検討して結果を我々に知らせてくれると語ってくれた」と話した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:44264 )