イラク:キルクークでは、5月中旬での国会選挙実施のイラク連邦議会可決に伴う新措置が講じられた一方で、クルド人が選挙実施に反対
2018年01月26日付 al-Hayat紙

イラク:キルクークでは、5月中旬での国会選挙実施のイラク連邦議会可決に伴う新措置が講じられた一方で、クルド人が選挙実施に反対

■キルクークでクルド人が選挙実施に反対

【キルクーク:アリー・スィラーイ】

イラク当局は、キルクーク県の解放された諸地域における「選挙の保証」を目的とし、新たな措置を講じた。その一方で、クルド政党は、選挙実施に向けて「キルクーク県が準備できていない」と強調した。

クルディスタン・イスラーム連合のジャマール・クージャル議員は、キルクークと係争地での選挙実施に反対すると強調し、その理由を「現地の情勢が不十分なこと」にあるとした。また、「憲法はイラク中央政府とクルディスタン地域の間で係争地を共同管理することを定めている。しかし、これは実現されてない。つまり、係争地は一方の当事者により管理されているのだ」と指摘した。

クージャル議員は昨日25日付の声明で、「現時点で行われるどんな選挙も成功しない。クルド政党には選挙活動において自由がないからだ」と明らかにした。また、「議会でキルクークの運命を定めようと唱える動きは、明らかな憲法違反」との見解を示した。一方で、「トルクメン人とアラブ人が32パーセントの割合でキルクーク県議会の議席を配分しようとする試みは、非現実的であり、キルクークの人口比と合致しない」と述べた。

さらに同議員は「どんな選挙を実施するにせよ、キルクーク県の住民の統計を即時実施し、避難民が帰還し、町の住人を代表していない部隊がキルクーク県から撤退し、また共同管理を実現する」必要があると強調した。

上記のことに加え、キルクーク選挙委員会事務局は、同県の解放された諸地域を巡り、新たな措置が講じられたと発表、解放された地域において成果を出したと伝えた。この成果は、キルクーク県の西部と南部で一時的な有権者カードを発行することに関して、国民選挙委員会から法的かつ公式な承認を得たことから明らかだという。解放された諸地域では18のセンターが開設され、これらセンターへの到着が難しい市民のために代替地が開設された。

イラク連邦議会は、先週火曜(1月23日)、憲法上来る5月中旬と定められている国会選挙の実施日につき可決した。「クルディスタン愛国同盟」党幹部のアーラーウ・ターラバーニー氏は、報道声明で「キルクークの諸党と党員は、憲法が順守されないこと、また党員間の平和的共存を呼びかけることに大きな責任を負っている」と述べた。

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(翻訳者:平野耕陽)
(記事ID:44269)