パレスチナ:財政危機により今年、UNRWAの活動が停止する恐れ
2018年01月29日付 al-Hayat紙

■財政危機により今年、UNRWAの活動が停止する恐れ

【ガザ:本紙】

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、アメリカが同機関に対する支援の停止を決定したことを受け、深刻な財政危機に直面している。アメリカが支援を停止することで、同機関が5つの活動地域(ガザ、西岸地区、レバノン、ヨルダン、シリア)において530万人以上のパレスチナ難民にサービス提供を継続できなくなる恐れがある。

UNRWAのピエール・クレヘンビュール事務局長は、日本の『NHK』に対し、UNRWAは今年の末までサービスを提供し続けられないと明らかにした。同機関は2ヶ月、もしくは3ヶ月分の出資金しか所持しておらず、それ以後、もし活動資金が供給されない場合、壁にぶつかると述べた。また同氏は、新たな収入源がないまま、UNRWAは今年、危機的かつ緊急の事態に陥ると付言し、UNRWAの活動に何かしら変化が生じることは、中東地域に不安定な状況を引き起こすと警告した。

今回のクレヘンビュール氏の発表は、アメリカ政府がUNRWAへの支援を停止することを同氏が洩らした約1週間後に出された。UNRWAへの支援を停止は、アメリカ政府の政治的打算、特にドナルド・トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めた直後、パレスチナ自治政府とアメリカ政府との関係が大きく悪化したことに起因する。支援停止の理由は、同組織の活動方法、あるいはトランプ大統領が述べるように「UNRWAが組織改革を必要としている」ことではない。

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(翻訳者:近藤さくら)
(記事ID:44270)