米、トルコとの衝突回避
2018年01月29日付 Hurriyet紙


米国防総省から「オリーブの枝作戦」に関する新たな発表が届いた。米国防総省広報官は、月曜日の記者会見で、米国とトルコのジャーナリストの進捗状況についての質問に答え、マンビジュ(トルコ語名メンビチ)地区では米国主導連合軍のパートナーとして、シリア民主軍(SDG)に代わり、メンビチ軍事評議会に言及したことは注意を引いた。

アドリアン・ランキネ-ガロワイ広報官は、「メンビチ軍事評議会の6割がアラブ人、4割がクルド人、トルクメン人、キリスト教徒である。我々はメンビチ軍事評議会と協力している。彼らを町をイスラム国から解放したシリア民主軍が訓練した。しかし、今日地域の武装勢力を代表するのはメンビチ軍事評議会だ」と述べた。米国は新たな段階に入った時期にアンカラと衝突することを避けるため、メンビチでSDGよりもさらにコスモポリタンな組織として提示しようとしている「メンビチ軍事評議会と協力している」との強調をさらに強めようとしている。

同広報官は、記者会見で米国とトルコのジャーナリストの(シリア情勢)進捗に関する質問に答え、メンビチ地区では、米国主導連合軍のパートナーである民主統一党(PYD)/SDGに代わり、メンビチ軍事評議会に言及したことは注意を引いた。

■自爆したPKKメンバーに関する質問には答えなかった。

まず、シリアでSDGとの名を使っているテロ組織PYD/PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)が称賛したアベスタ・ハブルという名のPYD/PKKの女性テロリストが自爆攻撃を行った、との主張に関する質問を国防総省が答えなかったことは注意を引いた。

アナトリア通信特派員は当のテロリストが爆弾攻撃を行ったことについての対応として何がありうるかとの質問をおこない、これに対しランキネ-ガロワイ広報官に代わったマニング大佐は、アフリーン作戦の「注目すべき点はイスラム国掃討作戦だ」という旨の主張を繰り返した。

■米国の目的はイスラム国殲滅

アフリーンでの事態の展開については、我々はNATO加盟国トルコと協力し任務を遂行している。トルコは我々との連絡を緊密な体制で継続的に行っている。

アフリーンのクルド人グループは、イスラム国との闘いにおけるグローバル連合の一部ではない。我々は米国として、そこにいるクルド武装勢力と協力していない。我々の目的はイスラム国を殲滅することのみだ。これに従った軍事作戦は、そのほとんどが中部ユーフラテス渓谷南部地域のアブ・カマル市周辺で続いている。私が、もう一度強調したいことはアフリーンでトルコ軍と対峙しているクルド武装勢力はグローバル連合とはいかなる関係もないことだ。

ロバート・マニング大佐:しかし、この状況が我々に以下のことを示していることを認めなければなりません。これは我々の注意をそらす行動だ。そこに我々がいる本当の理由であるイスラム国との闘いへ集中する力を弱めることである。

ー 米中央軍司令軍(CENTCOM)のヴォテル司令官は28日、米国はトルコが軍事作戦の準備を検討しているというメンビチから撤退する計画がないと明らかにした。メンビチ地区で米国とトルコの衝突する懸念はあるのか?

ロバート・マニング大佐:もちろん、NATO同盟国として衝突を防ぐために重要な対策を講じている。トルコは私たちの兵力がどこにいるか知っている。同盟国トルコと密接に連絡を取り合っている。連合軍として私たちのメンビチ地区での唯一の交渉相手はこの町をイスラム国から解放した後に地域の住民によって結成されたメンビチ軍事評議会だ。

■「我々はアフリーンのYPGメンバーといかなる関係もない」

同問題に関する会見をおこなったガロウエイ少佐はこの件に関し、手元に十分な資料がないと話した。ガロウエイ少佐は以下のように続けた。

「アフリーンで活動しているクルド人グループは、イスラム国との闘いにおける連合軍とは関係ない。我々は、同地域のクルド人グループと協力していない。そこでの我々の唯一の目的は、主に中部ユーフラテス流域南方のイスラム国に対し進めている軍事作戦である。トルコ軍部隊と衝突しているそこのクルド人グループは対イスラム国連合軍とは一切関係がない」。

しかし、ガロウエイ少佐は、PYD/PKKの民兵がメンビチ地区及び他の米国が支援する地域からアフリーンへ向かったのかとの質問については、手元にこれを証明しうる情報を持ち得ていないと答えた。

―すべてのYPG兵士がチグリス川の東へ退去したとの証明はできるのか?メンビチ地区にYPGメンバーが留まっていないのか?

アドリアン・ランキネ・ガロウエイ少佐:憶測で判断してはならない。しかし、メンビチ地区の武装勢力はメンビチ軍事評議会に属している。この組織は、シリアのこの地域における多民族性を反映するものとなっている。メンビチ軍事評議会は、6割がアラブ人、4割がクルド人、トルクメン人、キリスト教徒である。我々はメンビチ軍事評議会と協力している。彼らをこの町をイスラム国から解放したシリア民主軍が訓練した。しかし、今日、同地域の武装勢力を代表するのはメンビチ軍事評議会である。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:44278)