シリアの石油の70%はPKKの手に
2018年02月09日付 Hurriyet紙


テロ組織クルド民主統一党(PYD)/ PKK(クルディスタン労働者党:非合法)は、シリアで最大の油田と天然ガス田を占拠している。シリア国内のエネルギー資源の70%以上を手中に収めるテロ組織は、バッシャール・アサド政権と石油採掘のために提携を結んでいる。

テロ組織であるイスラム国は、影響力を持ち始めた2013年中頃以来、エネルギー源沿いに進行計画をはかった。

イスラム国は、シリア最大の油田と天然ガス田をもつデリゾール、ラッカ、フムス、ハセケ県にある地域を手中に収めていた。しかし昨年の9月にアメリカの集中的な空軍支援を得たテロ組織PYD/ PKKは、ハセケとラッカ全体と国内最大の11の石油田を持つデリゾール東部を占領した。

PYD/ PKKは、2017年9月23日にデリゾール北東の郊外地域にある最大のガス施設であるコノコを、10月初めにはジャフラ油田を手中に収めた。2017年10月22日にはシリア最大の油田であるアル・オメルを占拠した。

デリゾール東部にあるタナク、ヴァルド、アフラ、ケヴァリ、ジャルヌフ、アズラク、カハル、シュエイタト、ガルバン油田は、推定によれば、シリアのエネルギー資源の約3分の1を形成している。

■ハサケで政権と協定

アナトリア通信特派員がハサカの現地情報筋から得た情報によると、PYD/ PKKとアサド政権は、その地域の油田を共にコントロールしている。

石油生産が続くリュメイラン、シュヴェディエ、カラチョク地域における約350の小規模の油田から毎日3万から3万5千バレルの石油が採掘されている。アサド政権とテロ組織の協定によると、政権は収入の65%を、一方PYD/ PKKは20%を得ており、テロ組織は残りの部分を油田を警護する現地のアラブ勢力に与えている。警備員と他の労働者の給与は政権から支払われている。

石油資源が集中しているカフタニエ、ベドラン、ザルバ、サイデ、ババシ、アルヤンにある資源は3か月前に使用され始めた。

ハサケのチプセ、キベベ、ティシュリンの油田とチプセにある天然ガス使用の発電所はまだPYD/ PKKの占領下にある。

アナトリア通信特派員の計算によると、この占領地域によりPYD/ PKKはシリアのエネルギー資源の70%以上を握っている状態である。

アサド政権は、フムスにあるシャール油田とジャハルの天然ガスの油田、デリゾールのユーフラテス川西岸にあるいくつかの小さな油田のみを手中に収めている。

■水資源も組織の占領下に

PYD/ PKKは、アメリカの軍事支援によりシリアで最も大きな3つのダムを2015年12月から2017年6月の間に制圧した。

ユーフラテス川沿いで、アレッポ東部にあるティシュリン、ラッカ西部にあるタブカとバースのダムは、シリアの電力と潅漑の需要の大部分を供給することができる。シリアの電力需要のおよそ70%をこの3つのダムが満たしている。

またテロ組織は、シリアにある農地のうち3万平方キロメートルに等しい60%相当の部分を支配している。これらのほぼ全体にPYD/ PKKの手中にあるダムは水資源を供給している。

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(翻訳者:前口翠里)
(記事ID:44340)