イスタンブル満杯、シリア人受入停止
2018年02月09日付 Hurriyet紙


トルコにいるシリア人の難民登録が更新される一方で、イスタンブルへの受入が一時的に停止された。イスタンブルで難民登録されたシリア人は54万2,000人。内務省は「人口の増大に鑑みて、イスタンブルでの新たな登録は行っていない」と語った。

 トルコで生体IDによる難民登録を受けたシリア人は、1年半前から、「許可証」を得ることで滞在都市を変更できるようになったが、イスタンブルでは他県から移住するシリア人の登録を一時的に停止した。ドイツのドイチェ・ヴェレ紙がこの件を伝えたのをうけ、その後内務省は当ヒュッリイェト紙に対し、「人口の増大にも鑑みて、イスタンブルでは新たな登録は行っていない」と伝えた。

 トルコで最多の移民を受け入れているイスタンブルは、シリア人にとっても最初の選択肢となる県となった。内戦後にトルコへ避難してきたシリア人がイスタンブルに殺到していることから対策が取られ始め、他県からイスタンブルへ移動する、保護下のシリア人の登録が一時的に停止された。移民管理総局は、イスタンブルでの新たな登録は行わない一方で、登録外の滞在者の特定も始めた。

■シリア人にとって、あこがれの的

 内務省が当ヒュリエト紙に伝えた情報によると、「イスタンブルを筆頭に、トルコ81県で生活するシリア人難民の登録を更新している。その更新のためにイスタンブルでは人口が増大し、イスタンブルはシリア人にとって、あこがれの的と化している状況だ。人口の増大に鑑みて、イスタンブルでの新たな登録は行わない。他県からイスタンブルにやって来るシリア人の登録は一時的に停止された」と語った。

 移民管理総局は、トルコで生体IDを受けて保護下に入っているシリア人の情報更新に向けて動き始めている。住宅や健康、教育、就業、社会的支援といった利益を享受できるよう登録を更新する一方、登録から漏れたシリア人も保護の対象としている。公式データによると、トルコの81県でシリア人が生活しており、国全体でシリア人348万5,644人に生体IDが与えられた。

【右上の写真】
二階建ての不法移民のトラック:エルズィンジャンで警察が停止させたトラック。より多くの人を運べるよう荷台を二階建てにしたとみられるこのトラックからは、不法移民177人が現れた。

■キリスでは県の人口に匹敵

 保護下のシリア人が81県に散る中、最も生活者が多いのがイスタンブルだ。イスタンブルでは難民登録を受けたシリア人54万2,842人が生活しており、シャンルウルファで46万8,274人、ハタイで45万7,544人、ガーズィアンテプで35万9,194人と続く。人口比で最も多いのはキリスだ。人口13万6,319人のキリスでは、シリア人13万829人が避難生活をしている。バイブルト県が49人と最も少なく、アルトヴィン県に67人、バルトゥン県に70人、ギュミュシュハーネ県に91人となっている。

■許可証を得ての移動

 内務省によると、約1年半前に発効した施行令により、シリア人に対し移動のための許可条件が設けられた。滞在中の県から他県へと移動するシリア人は、移民管理局から得た許可証があれば居住した都市から別の都市へと向かうことが出来る。移動許可証の条件ではバスターミナルや空港、都市の入口で24時間チェックが行われ、移動許可証のない場合は、移動は認められていない。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:貝瀬雅典)
(記事ID:44341)