宗務庁が学校に張り込む・・・
2018年02月10日付 Cumhuriyet 紙


青少年活動は、各ムフティー事務所によって進められることになる。宗務庁青少年教育センターは、『魅力的なセンター』になる!すべての学校で個別の計画が行われる予定である。

 宗教庁が作成した『青少年活動指導書』によると、宗教庁職員が学校を定期的に訪問し、『青少年とコミュニケーションをとることになる』。青少年活動は、各ムフティー事務所によって実施される。

 教育労働組合フェライ・アイテキン・アイドアン委員長は、国民教育省が指導・心理カウンセリング業務指導書で変更を行った際にこうした危険性に注意を引いたと振り返り、「本来計画されたのは、訪問ではなく、このことであると、当時私たちは訴えた。国民教育庁は、既にもう国民宗務庁と化してしまった」と述べ た。

指導書によると、青少年に向けて行われる活動は以下の通りになる。

・大勢の青少年とのコミュニケーションを図るために、体系的で大胆な組織を作り、ソーシャルメディア分野を利用して、共通のコミュニケーションネットワークを作る。

・青少年のために、国、アザーン、国旗といった問題で、教育的材料が作られる。青少年活動は、各ムフティー事務所によって実施される。宗務庁は分野特有の『教育課程』活動プログラムを準備する予定である。実施された教育は報告されることになっている。

・宗務庁は、大学アカデミックプログラムの動向も注意を払う。学生寮や青少年センターで精神的指導によって進められる活動をコーディネートする予定である。

・地区や村では青少年の責任者を任命する予定である。宗務庁は、教育活動では宗務庁に結び付きのある人物だけではなく、『青少年ボランティア』の人材も活かす。

・学校は、宗務庁の職員によって定期的に訪問される。定期的で体系的なプログラムを通じて若者とコミュニケーションをとるようになる。

・都市で暮らしているが、学校に通えていない青少年と、田舎で暮らしている青少年に向けても活動を行う。

・宗教庁の青少年ボランティアの中から、大学・学部・学校・学級で学校代表者が選ばれる。

・青少年活動を広め、更に活性化することを目的に学校毎に計画が練られる。

■会話は短時間

・宗教庁青少年活動センターでは、青少年の歓談、読書プログラム、道徳と価値観の教育、青少年啓発、社会的責任といった活動を行う。

・青少年との一対一のコミュニケーションを目的とした青少年の歓談は、青少年の需要や希望に沿って計画される。会話が長くならないように気を付ける。

・学校がたくさんある地区では青少年のために『魅力的なセンター』になるべく宗務庁青少年教育センターが開設される予定である。

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( 翻訳者:川田知果 )
( 記事ID:44355 )