EU、南キプロス支持鮮明にー地中海天然ガス資源問題
2018年02月24日付 Hurriyet紙


トルコ軍艦が数日にわたりキプロス公海で待機していたイタリアENI社が所有するサイペム12000号の試掘活動を再度阻止したことに対し、EU内の空気は完全に反トルコへと変わった。

イギリスを除く加盟国首脳らを集めた非公式のEU首脳会談後に会見を行ったドナルド・トゥスク欧州理事会議長は、3月にEU並びトルコ間において首脳会談を開くための条件が整うか否かが見極められると話した。

サイペム12000号が該当海域から撤退する直前に起きた緊張状態の前まで、EU側にはエルドアン大統領が出席するEU・トルコ首脳会談に向けていかなる審議もなかった。しかし南キプロスのルム側は、本紙が以前に報道したように、3月26日に行われる首脳会談に白羽の矢を立てた。ギリシアが完全に支援している南キプロスルム側のリーダーであるニコス・アナスタシアディス氏はEU側との接触において、ヴァルナでの首脳会談開催とトルコの該当海域における態度に決着をつけさせることを結びつけるよう求めた。

共同戦線を設立したギリシアと南キプロスルム側がうまく立ち回る結果となった。

■結束を強調

トゥスク欧州理事会議長は会談後に行った会見において、全EU首脳の名の下に南キプロスルム側並びにギリシアと結束して進めていくと発言し、「トルコへ東地中海及びエーゲ海における違法行為を早急にやめるよう呼びかける」と述べた。アナスタシアディス氏とツィプラス首相がトルコの違法行為についてEU首脳らに情報提供してくれたと話すトゥスク欧州理事会議長は、「3月にヴァルナでEU・トルコ間の首脳会談を行うための条件が整うか否かを今後は見極める」と発言した。

ギリシアのアレクシス・ツィプラス首相が、エーゲ海で発生した緊張状態を、アナスタシアディス氏がキプロス公海で起きた件についてそれぞれEU首脳らに説明したが、これらの映像や音声記録が役立ったことがわかった。

■首脳会談は実現するか?

EUからもたらされ、ヴァルナ首脳会談にも疑問符を投げる原因となった今回の厳しい態度での会見は、ルム側を満足させることにはなったものの、首脳会談が実際には行われないという意味にもとれる。現状、EU加盟国の大部分が首脳会談の開催を重要視するとともに、加盟国側に留まらざるを得ない原因にもなっている。南キプロスルム側の港湾の1つに停泊しているサイペム12000号が、数日後にはモロッコへ向かうため該当海域を離れ、4月に入る前には再び該当海域に戻ってくることも、そこでの緊張状態が高まる可能性を小さくしている。新たに、且つ深刻な緊張状態が発生しえない状況で、EU・トルコ間首脳会談に向けて疑問符を投げかけることは撤回されると確実視されている。

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:44416)