シシュリのショッピングモール工事、隣接高校が危険に
2018年03月03日付 Hurriyet紙


周辺でショッピングモールとマンションの建設工事が行われている、シシュリ職業技術アナドル高校のⅮブロックにおける生徒たちは、死の危険に直面している…。基盤工事のせいで、学校の下に大きな溝ができ、あちらこちらが地滑り状態になっている。生徒たちは、「壁や椅子が揺れている。怖い」と話している。

 シシュリ区役所のすぐ後ろにあるブルガリア主教区正教会財団に属する土地でタシュヤプ建設が開始したマンション・ショッピングモール建設は、シシュリ職業技術アナドル高校Ⅾブロックにおける400人の生徒を死の危険に直面させた。巨大な建設の基盤工事の過程で、生徒たちが教育を受ける学校周辺の土砂が除かれた。最近の雨による地面の土砂崩れで、所々土台が見えてしまっているその高校は、崖ギリギリのところで留まっている。

■生徒たちは怖がっている

 土砂崩れが起きたDブロックでセキュリティ技術課の最終学年である、イルケル・クルさんは、「私たちが授業を受けているときに、外で工事が行われています。地面を掘っている時には椅子が震動します。一昨日にわか雨が降りました。地面が崩れ始めました。自分たちの目で見たのです。教室の壁が揺れました」と話した。

同じクラスのミュジャーヒト・エムレ・ギュナイさんは、「学校が壊れてしまう、と私たちは本当に怯えています。授業の最中に震動が起きるのです。学校の壁には亀裂があります。雨のせいで土砂も崩れています。学校の周りに防御壁を建てなかったのです。学校の土地の下にある石は崩れ、学校が壊れるのではないかと、恐れています」と語った。

■校長、知っている

 シシュリ職業技術アナドル高校ギュナイ・バフチェジ校長は、校舎に隣接する建設工事によって起きた土砂崩れに関して、「雨が降った後、学校の、掘削が行われている側で土砂崩れが起きた。その校舎はⅮブロックである。校舎内に約400人の生徒がいる。教室は10個あり、多くが作業教室である。学校の上部にプレハブ式の教室を作った。Dブロックの生徒たちは約10日後、プレハブの教室に移動することになる。土砂崩れに関しては知っている」と述べた。

■交換契約でショッピングモールを建設する

 シシュリ職業技術アナドル高校も建っている59,000㎡の土地は、2012年にマイノリティーの諸財団に属する財産返却に関する法的決定にしたがって、ブルガリア正教会主教区財団に返還された。ブルガリア正教会主教区財団は、学校が建っている土地にショッピングモールとマンションを建設するために、タシュヤプ建設会社と、交換契約(土地所有者が土地を建設会社に譲渡し、完成した際に建物内の一部物件を無償で得る契約)で合意した。5千人以上の生徒が通う築60年の学校の一部は撤去された。学校の空き地にはコンテナの教室が作られた。

■杭で支えられる必要がある

 トルコ技術者建築士協会(TMMOB)建築工学部長のジェマル・ギョクチェ氏は、最も些細な地震あるいは土砂崩れで、建物が崩壊する可能性があるとして、 以下の通り述べた。

「基盤部分は建物を支える要素である。地盤をしっかり押す必要がある。基盤部分が適切でない建物が、つまり技術的や工学的が適切になされていない建物が、地震で耐えられる余地はない。降雨や地面の濡れは、地盤に伝える力を損失し、地面と共に地盤に重さをかける建物が移動する原因となる。これにより、雨が降った後に基盤部分が出てきてしまう建物に関して、防止策をとる必要がある。このような状態にある建物は、一度地震が起きたら耐えられる可能性はかなり低い。なぜなら、濡れた地面は地盤に伝える力を損失し、土砂崩れが起きるのだ。これは、建物にも致命的な影響を及ぼす。掘削工事は、周辺の建物に近い場所で行われている。杭で支えられる必要がある。さもなくば、望ましくない結果に直面する可能性がある。」

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(翻訳者:川田知果)
(記事ID:44441)