ロシアからの観光客500万人超へ
2018年03月13日付 Hurriyet 紙


トルコへ最も多くの観光客を送り出す国であるロシアでは、2018年の夏シーズンに向けての動きが始まり、ロシアメディアは、今年のトルコを訪れるロシア人観光客数が500万人を超すだろうと報道した。

およそ100万部の発行部数を誇るロシア紙「コムソモルスカヤ・プラウダ」がグローバルコネクション国際関係メディアグループの協力で準備したトルコ観光特別号で、グローバルコネクションの総合コーディネーター、オヌル・タユシュ氏は、トルコの2018年の目標は500万人以上のロシア人観光客を迎えることだと話した。

世界でも有数の観光事業展示会であるMITTモスクワ観光・旅行展示会の初日に、ロシア人読者の手に渡ったトルコ観光特別号は12ページから成る。2018年3月13日~15日に行われるMITT展示会とともに始動するロシアの観光市場で、ロシアで最も影響力のある新聞社がトルコ観光特別号を発行したことは、トルコの期待をより高める結果となった。

■トルコ特別号の表紙を飾ったのはジェームズ・ボンド

トルコ観光を紹介する冊子の表紙を飾ったのは、ジェームズ・ボンドのキャラクターで知られるハリウッド映画界で有名なピアース・ブロソナンだ。バルボロス・タパン記者によって行われたインタビューは、特別号への関心を高めた。

トルコ航空、レグナム、リクソス、コルネリア、スージーといった有名企業の協賛で発行されたトルコ観光特別号は、ロシアの市場でトルコを紹介する最も重要な発行物としてみられている。以前にも、オスカー俳優のデンゼル・ワシントン、ベン・アフレック、ニコール・キッドマンらのインタビューで読者の関心をひくことに成功した出版物と契約したグローバルコネクションの総合コーディネーター、オヌル・タイシュ氏は、トルコの2018年の目標は500万人以上のロシア人観光客を迎えることだと語った。 

■苦しい時期を越え、2017年は上昇の年に

2015年は364万9千人だったロシア人旅行者数が、2016年に88万6千人にまで落ち込んだことを指摘したオヌル・タイシュ氏は以下のように話した。
「苦しい時期は乗り越えた。行われた効果的なアピール活動の甲斐あって、2017年は本当に上昇の年となった。471万5千人のロシア人観光客が訪れ、過去の良好な時期の記録さえも越えた。観光部門の2018年の目標は、ロシア人観光客数が500万人を突破することだ。」

先週、ITBベルリン観光事業展示会で同様の冊子を発行したグローバルコネクション国際関係メディアグループは、ドイツ市場でもトルコに向けた重要な動きを期待している。

27か国で活動するグローバルコネクションは、関係する国の主要なメディア組織とともに作成した刊行物で、トルコの観光ポテンシャルと意欲を世界へと発信している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:44486 )