古代遺跡に、ブルトーザーでアスファルト道・・・・
2018年03月20日付 Hurriyet紙


世界一古い神殿でありユネスコの世界遺産の候補に挙げられたギョベキリテペで、歩道工事の際に重機が使用されてコンクリートが流し込まれたことが考古学者たちの抗議を呼んだ。文化観光省は石畳が離れてしまわないよう、縁石の下に漆喰が流し込まれただけだと説明した。

世界最古の神殿であり文化芸術の分野で最も重要な建築のうちの一つとされるギョベキリテペで、長年にわたり発掘隊長をつとめ2014年に亡くなったクラウス・シュミット博士の妻、チーデム・キョクサル・シュミットさんは先日ギョベキリテペを訪れた。ギョベキリテペで続いている歩道工事で、重機とコンクリートが使用されたことを目の当たりにしたキョクサル・シュミットさんは撮影した写真とビデオをソーシャルメディアに投稿した。画像はソーシャルメディアで反響を呼んだ。

ギョベキリテペで訪問客のために以前に作られた木製の歩道の屋根が工事の際に撤去されて、代わりにコンクリートの歩行者通路が作られたと話すチーデム・キョクサル・シュミットさんは、「工事の際に、保護屋根の一部は『また作ればよい』と撤去され、今では同じところにコンクリートの歩道が作られている」と述べ、「私の悲しみをどうやって表現できるのかもう分かりません。訪れる度に目の前で台無しになっていっています」と語った。

ギョベキリテペのような歴史的な場所でコンクリート材が使われることは避けられなければならないと話すギョベキリテペ学術機構のメンバー、ネジュミ・カルル博士は、「写真を見る限りコンクリートが使用されたようだ。私が把握した限りでは、縁石の下から流したらしい。しかし本来は、そこではこの類の素材を可能ならば使用しない、あるいは可能な限り少量の使用に留めなければならない。実際、自然の中にある場所であり、その上に非常に大きな屋根がついている。これ以上、近代的な素材を埋め込み、その場所が自然環境からかけ離れさせることは避けなければならない」と述べた。

■「全てが裏目に出てしまったかのよう」

ギョベキリテペで雑に急いで工事が行われたと話す考古学者のネズィフ・バシュゲレン氏は、この問題について以下のように述べた。
「覆い屋根が新しく作られたばかりなのにも関わらず、ギョベキリテペにおける類を見ない品々や覆われた場所の保護において非常に多くの問題が起こっているのが見て取れる。」

「取り分け、メディアがとらえたいまだ建設が続けられている来館者センターの工事現場の状況は、まるで瀬戸物店に像が押し入ったかのようだ。特に厳重に守らなければならないこの類を見ない歴史的な場所で4月に見込まれるオープンに間に合わせるために急いで行われた一連の事は、まるで全てが裏目に出てしまったかのようである。保護ゾーン内でも最も慎重に取り扱われるべきところが、メディアがとらえた写真ではここで重機を使って工事が行われたことが見て取れる。その際に、傑出した新石器時代の遺跡と、入口にある円形の神殿の場所がさらけ出されてしまったことは懸念を呼ぶ。この工事現場で行った作業における慎重さに欠けたいい加減な行いが、このまれに見る遺跡に損害を与えたことは受け入れられない事態だ。」

■文化観光省:現場ではコンクリートやアスファルトは使われなかった

問題に関してヒュッリイェト紙に情報を提供した文化観光省の担当者らは、ギョベキリテペへ900メートルの長さの道を設けるプロジェクトの開始前に、主な土地の上にマットを敷き、その上へ石畳を敷き詰めたことを明らかにした。石畳が時間が経って外れてしまわないように、道の端に置かれた縁石の下に30センチの漆喰を流し込んだとし、現場でコンクリートとアスファルトは使用されていないこと、工事のために小さな工事機材が使用されたと述べた。

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:44520)