ユルドゥルム首相、北イラクへの空路再開を明言
2018年03月24日付 Hurriyet 紙


ユルドゥルム首相は、イラク地方政府内にあるアルビルへの飛行禁止が解除されたことを発表した。金曜礼拝後に記者らの質問に答えたユルドゥルム首相は、要約すると以下のように発言した。

■「ギュレン派との株取引」

(公正発展党所属のシャミル・タイヤル議員がギュレン派組織と株取引をしていたという主張について)「この件についてはハヤティ・ヤズジュ副党首が要点を発表した。シャミル議員とは、この件について十分に話を聞くことができた。トルコは国をあげて、母国の前に立ちはだかった最大の問題の1つであるギュレン派と執念深く闘い続けている。この闘争に関して疑惑を生み出すような試みは、決して容認することなどできない。今後はより注意深い行動を心がけるよう望んでいる。」

「どうにもうまく行かず、世界からも反発が出た北イラクでの国民投票の結果、空路は閉ざされてしまった。しかし、この度イラク中央政府は空路の再開を発表した。われわれも同じく、今日(23日)から空路を再開する。これにより、今後はトルコ、あるいはヨーロッパからアルビルへの空路便が、民間目的の商業便の飛行が可能となる。しかし、スレイマニヤはこの空路再開の適用範囲外となる。残念ながら、スレイマニヤではテロ組織に対し、我が国に反対する活動が深刻な形で継続中だ。」

(北イラクに対する軍事行動)トルコは、テロの危機に対しいかなる時、いかなる場所とも制限なく戦うという決定のもとに動き続けている。危機がどこで明らかになろうとも、われわれはその時点で必要な闘争を行う権利を有している。」

■為替に関するコメント「影響は一時的且つ限られたもの」

(為替市場の高騰について)「トルコリラに対するドル高は、輸出にマイナスの影響とはならない。むしろプラスの方向で貢献するが、レートの変動は一時的な状況である。今後も暫定的に変動する可能性がある。これらの影響は限られたものであり、一時的だ。そもそも重要なのは、中期的且つ長期的スパンで経済を健全にまわすことだ。すべてのマクロ経済指標は非常に良い傾向にある。どこにもためらう余地などない。」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:44542 )