エルドアン・プーチン会議―S400引き渡し前倒しに
2018年04月04日付 Hurriyet紙


タイイプ・エルドアン大統領とロシアのプーチン大統領は、アククユ原子力発電所の起工式ののち、ベシュテペの大統領府で1時半、会見した。会見ののち、トルコ・ロシアハイレベル協力評議会の会議が行われた。エルドアン大統領とプーチン大統領は、その後、共同記者会見、および4つの合意文書の調印式に参加した。

■エルドアン大統領 「政治解決にむけ意見一致」

「会見では、二国関係だけでなく、シリア問題をはじめとする地域の問題で意見交換が行った。アスターナ・プロセスで停戦地域を実現させた。複数の停戦違反はあったが、大きくみると目標は達成された。望んだほどではなかったが、シリアでの人命の喪失の減少に貢献した。今後の対策についても、話あえた。シリア問題に政治的解決にむけて努力を続けることに関し、意見は一致している。私からプーチン氏に、アフリーン作戦の結果について、必要な情報を伝える機会をえた。この作戦が、トルコの安全保障だけでなく、隣人であるシリアの国土の一体性と国家の一体性の観点からも重要であることを伝えた。今後、シリアにおける安定の確保、平安、そして安全の確保のため、ともに活動を続ける。」

■エルドアン大統領 「この計画を、テロ組織に委ねられない」

「シリアの将来は、ISやYPGやPYDのようなテロ組織にゆだねられるようなものではない。この枠組みで、共通の利益に焦点をあわせ、協力関係を続けていく。一部の国が、トルコ・ロシアの協力を妨害しようとしている。しかし、ありがたいことに、協力関係は、この困難な試練を、成功裡に乗り越えた。この横やりのおかげで、二国間の関係は、水を掛けられた鋼のように、強固なものとなった。この度のハイレベル協力評議会の会議により署名された4つの合意が関係をさらに強固なものとすると確信している。」

■エルドアン大統領 「この問題は解決ずみ」

「S-400 ミサイル関連の問題は、完全に、トルコ自身の決定である。この件で、友人であるロシア連邦が、我々の希望を前向きにとらえてくれたことは、二国間で協定が結ばれる結果をもたらした。我々は、S-400問題で合意した。この件はこれで終わりだ。現在は、その製造プロセスが続いている。さらには、引き渡しが少し前倒しになることにより、ロシアは、この件での私たちに対する信頼性をさらに強固なものとした。」(中略)

■プーチン大統領「トルコからの要望があるので、製造を早める」

ロシアのプーチン大統領は、S-400の引き渡しについての質問に「引き渡しまでの期間を短くするよう、トルコ側からの要望があった。我々も前向きに検討した。早めることになる。価格についても、合意にいたっている。共同での製造や技術移転については、これは、安全とか政治の問題ではない。これは、完全に、経済的な問題だ。この問題は、企業側が解決にあたる。そこに、政治的、軍事的なことは関係なく、制限もない」と答えた。

プーチン大統領は、「西側のロシアに対する態度のせいで、このプロジェクトに障害が出る可能性はないか」との問いには、「トルコとの関係においては、この種の妨害要員は存在しない。トルコとの関係は、建設的であり、成果が上がっている。ロシア側には、現在、トルコとの関係を阻害するいかなる要因もない」と答えた。

「ロシアは、シリアの将来の上で、PYD-YPGをどう位置づけるのか」との問いに対しては、次のように答えた。「まず、シリアでの目標は、シリアの国土の一体性を守り、テロの温床をなくすことだ。クルド人は、シリアの不可欠な一部である。すべての政治プロセスに加わる権利を有する。シリアの将来像のなかに、自分たちの位置を見出す権利をもっている。すべての当事者が、協力しなくてはならない。それがなければ、最終的な結果にはつながらない。政治プロセスに誰が参加すべきかは、シリア人自身が決めねばならない。」

■2019年7月

防衛産業次官のイスマイル・デミル氏は、ツイッターに、S400の受け取りの日程を発表した。デミル氏は「S400システムの納品については、ロシアとの合意の日付を、前倒しし、2019年7月ということになった」と記した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:トルコ語メディア翻訳班)
(記事ID:44590)