演劇「旗」のテーマ、祖国愛ではなく女性への暴力で観客に怒り
2018年04月08日付 Cumhuriyet紙

イスタンブル国立劇団は、賞を受賞した「旗」という演劇のトラキア地方の公演に出発した。演劇の名前が「旗」であるため、トラキア地方の人々は、トルコ国旗で劇場を埋め尽くした。しかし、演劇は観客の思っていたものとは違っていた。テーマは、妻を殺害した夫の物語であった。観客の一部は、劇中で喫煙されたことや、侮辱の言葉が発せられたことを理由に劇場を後にした。

イスタンブル国立劇団は、第13回アフィフェ演劇賞で最も成功を収めたトルコ演劇脚本部門でジェヴァト・フェフミ・バシュクト特別賞を受賞した「旗」という名の演劇でトラキア地方公演に出発した。劇は、テキルダー県文化観光局の提案でテキルダー県のエルゲネ文化芸術協会が催した活動の中でエルゲネ・ウラシュ結婚式場で公演された。しかし、劇の「旗」という名を誤解して、興味深い反発が起こった。

劇の名前から、トラキア地方の人々は、手にトルコ国旗を持ち、アタテュルクが印刷されたTシャツで式場を埋め尽くした。観客は、劇が始まるとテーマが期待していたものとは違ったことを悟った。なぜならば、ベルクン・オヤの脚本、クビライ・カルシュルオールが演出した劇は、妻を殺害して家族のもとに逃れた夫の人生がテーマであった。

ハベルチュルク紙のギョクセル・ギュルソイの記事によると、劇が始まってから、一部の観客は演劇が侮辱の言葉を含んでおり、舞台で喫煙が行われたことに反感を示した。反感を示した後、観客の大部分が劇場を後にした。

劇場を後にした人々の中には、劇を郡で公演するために尽力したエルゲネ市副市長兼エルゲネ文化芸術協会会長アイチャ・チェヴィケリ市議会議員もいた。

■人々は、国旗の喜びを想像していた

チェヴィケリ会長は、なぜ反感を示したかを次のように表現した。

「私たちは、劇に祖国愛を期待していたにもかかわらず、暴力と罵倒の言葉に遭遇した。旗という名は私たちを誤解させた。このため、私たちは劇場を後にした。劇場では、おそらく300人のうち30人が残った。率直に言うと、この劇は私たちには受け入れられなかった。テレビで禁止されている喫煙が、劇場でこのような公共の場でどうして取り入れられたのか理解できない。人々は、チェルケズキョイ、チョルル、エルゲネといった公演場所で反感を示した。私も反感を示したので劇団員は不快に思っただろう。彼らは私についても記録を作成して文化省に抗議すると述べた。公演に当たって生じた組織的不備ゆえに芸術を好む人々に謝罪する。」

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(翻訳者:新井慧)
(記事ID:44628)