パレスチナ:ガザ地区境界の「帰還のキャンプ」で続く民衆行動(1)
2018年04月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■外務省:国際社会は占領者の罪への加担を黙認
■保健省は外科手術の必需品不足を報告

【ガザ:アシュラフ・フール】

「大帰還の行進」に参加した活動家たちが日々主導する大衆的かつ平和的な活動は、いまだ途切れない。「大帰還の行進」はガザ地区東部の境界線に位置する5つの地域で行われていた。「ナイト・キャンピング」では、新たな現実やガザ地区の人々が最近始めた大衆的な抵抗の方法について語られたほか、隔離フェンスの後方に見える占領地についても語られた。参加者たちは、その他にも活動を開始した。

「大帰還の行進」が行われた5つの地域では、ガザ地区の住民の多くが、これらの地域へ夕刻に到着するよう人々に扇動し続けていた。住民らは、貧困率や失業率の恒常的な上昇に苦しんでいる。これらのキャンプ地域では、結婚や婚約の記念儀式、ダブカや国歌の披露などの活動が、イスラエル兵を警戒することなく盛んに行われている。イスラエル兵らは、ここ数日のうちに参加者複数を死傷させた狙撃用ライフルを手に、軍事監視塔の後ろで防備を固めている。

隔離フェンスに近いこの境界の地域では、散発的であれ計画的であれ、多くの活動が実施される。活動への参加者らは、5月15日に隔離フェンスを越えようと計画している。この日はパレスチナ人が「ナクバ」を回顧する日だ。

(2)へ続く

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( 翻訳者:赤司萌 )
( 記事ID:44643 )