シリア:政権軍がドゥーマー市解放に向けて攻撃を激化
2018年04月07日付 al-Hayat紙


■政権は「事態収束」を押しつけるべくドゥーマー爆撃を再開

【モスクワ:サーミル・イーサー】

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行い、民間人保護や交渉再開に向けて「軍事攻勢」を止めるようシリアの政権に圧力をかけることを求めた。だが、その数時間後、シリアの政権の空軍が、東グータ地方における反体制派最後の要衝であるドゥーマー市への爆撃を再開、数十人が死傷した。政権軍はこれと合わせて、同市の農場地帯にも突入した。また、ロシアが「イスラーム軍」に対して、戦闘員どうしの分裂をもたら事態収拾案に回答するために与えていた猶予期間も終了した。しかし、この事態収拾案は、イスラーム軍の戦闘員どうしの分裂をもたらした条件に沿ったものだった。

軍事攻勢は政権からのメッセージのようだ。それは、政権がドゥーマー(ダマスカスの東14キロ)での「迅速な軍事的決着を望んでいる」というものだ。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は約10日ぶりに「同市の住宅街が何十回もの爆撃の標的とされた」と述べた。また「子供5人を含む民間人少なくとも30人が死亡した指摘した。「負傷者には女性や子供も含まれ、そのうちの数名は重体」だという。APも、ドゥーマーの医療筋の話として「犠牲者は遺体となって病院に搬送されている」とと伝えた。

グータ青年ボランティア・チームのアブドゥッラー・アッブード調整役は、本紙が行った取材のなかで、昨日の午後までに戦闘機が約40回もの爆撃を行ったことを明らかにした。政権側メディアも、地上部隊が「ドゥーマーの農場地帯に進入」するとともに、戦闘機が爆撃を行ったと伝えた。また「戦闘機は、第4師団や共和国護隊などからなる軍部隊を支援するため爆撃を行っている」と指摘し、「作戦の完了とドゥーマーの解放」を決意していると報じた。一方、RTは現地情報筋の話として「スハイル・ハサン准将指揮下の部隊が、多くのシリア軍部隊が参加させるかたちで、ドゥーマー奪還のための軍事作戦実施の準備をしている」と伝えた。

(後略)

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(翻訳者:松浦葵)
(記事ID:44657)