パレスチナ:ガザ地区境界の「帰還のキャンプ」で続く民衆行動(3)
2018年04月11日付 al-Quds al-Arabi 紙

■外務省:国際社会は占領者の罪への加担を黙認
■保健省は外科手術の必需品不足を報告

【ガザ:アシュラフ・フール】

■増大する医療ニーズ

ガザ地区保健省は昨日(10日)、負傷者の治療に必要な医療用品の深刻な不足を発表した。医薬品部門のムニール・ブルシュ部局長は記者会見で、次のように述べた。「多数の犠牲者や負傷者が殺到し続けることで、医師団は困難な任務に直面している。医師団は今も莫大な量の医薬品や消耗品を、救急救命室や手術室、集中治療室(ICU)で消費している。」

イスラエル国防軍の兵士が携帯電話のカメラで撮影した動画には、狙撃手のひとりが境界線の反対側にいたパレスチナ人青年を狙って負傷させたことに対し、イスラエル兵たちが歓声を上げる様子が写っていた。

パレスチナ外務省はこの動画への批判として、次のように述べた。「国際社会は複数の動画に記録されているパレスチナ人に対する殺人や拷問の罪を黙認してきた。イスラエル人戦犯らへの責任追及や追跡を怠ったことは、これらの罪に関与していることとみなされる。これは、罪そのものに劣らず重大なことだ。」

(後略)

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( 翻訳者:赤司萌 )
( 記事ID:44659 )