総選挙へ、最新世論調査結果は?
2018年04月19日付 Cumhuriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領兼公正発展党(AKP)党首は、総選挙を行うことを決定した。選挙は6月24日に実施される。現在の政党への支持率はどれほどだろうか。最新の世論調査の結果が公表されている。

民族主義行動者党(MHP)党首のデヴレト・バフチェリが昨日開催された党議員会合の発言後に、エルドアン大統領も本日、6月24日に総選挙を実施すると発表した。世論調査の動向は。

エルドアン大統領兼AKP党首は、世論調査の結果が気に入らなかったため、世論調査をすることを禁じたのが、ここ数か月報道された。

■エルドアン大統領の指示後行われた世論調査

ドゥヴァル紙は、エルドアンのアンケート調査を控えるとの決定後、初の世論調査の結果が、与党を失望させることになったと報じた。この調査では「アフリーン作戦」の成果が「共和同盟(AKPとMHP連合)」に与えた貢献はわずか1%だった。

AKPの調査では「善良党と至福党の同盟に投票しますか」という質問に「はい」と答えた人は32%だった。

「現時点で大統領選挙が行われるとしたら候補者は何票獲得するか」という質問では、共和同盟のエルドアン候補の得票率は44%、善良党メラル・アクシェネル候補の得票は26%、共和人民党(CHP)ケマル・クルチダルオールの得票は20,2%であった。さらに、CHPイスタンブル選出国会議院イルハン・ケシジ を仮定した場合は、有権者の21%、CHP行政財務担当副党首ハルク・コチを仮定した場合の投票は18%であった。

■SONAR:公正発展党の得票は40,1%

SONAR調査会社が26県、3000人に対して行った4月7日発表の世論調査ではAKPは34,43%、MHPは依然として国政政党議席維持率を超えていない。調査では未決定票を除いてCHP22,37%、善良党12,57%、人民民主党(HDP)は9,53%を獲得するとみられている。

未決定票が現在の支持率通りに投票された場合、AKPが40,10%、CHPは25,31%、善良党が14,22%、HDPは10,79%になる。MHPは議席維持率を超えない。

大統領選挙の得票ではエルドアン大統領が38,9%を獲得し、先行している。未だ候補者を指名していないCHPは18,9%、善良党アクシェネル党首は15,3%の得票率となった。

■コンセンスス社:公正発展党の得票は44,9%

世論調査会社コンセンススが1月に実施し、ファティフ・アルタイリがハベルテュルクで公表した調査では「次の総選挙でどの政党に投票しますか」という質問には以下の回答を得た。

AKP:44,9%
CHP:23,7%
MHP:10,6%
HDP:9,1%
善良党:2,7%
その他:2,2%
無回答:2,0%
未決定:2,1%
無効回答:0,7%
投票に行かない:2%

調査で「候補者ではなく、政党を基に得票するとしたら、どの党の候補に投票するか」という質問には以下の回答を得た。

AKP:48,1%
CHP:25,1%
MHP:11,9%
HDP:9,6%
善良党:2,9%
その他2,4%

■ORC:共和同盟の得票は50%を超える

ORCが1月12日から14日まで、34県で2680人に対面調査を行ったトルコの政治動向調査では、共和同盟は50%を超える見通しだとの結果が発表された。詳細な回答は以下の通りである。

AKP:47,2%
CHP:25,9%
MHP: 10,8%
HDP:8,5%
善良党:5,5%

調査によると大統領選挙でエルドアン大統領に投票すると明確に答えた人は48,6%、投票しない人の割合は32,6%、投票の可能性がある人は11,3%である。

■クラト:共和同盟は過半数を超えない

AKPへ調査を行ったMAKコンサルタント社のメフメト・アリ・クラト会長は、2月に共和同盟が50%+1%を超える得票を得られなかったと発表した。

■ゲズィジ:公正発展党は42%、善良党は20,2%の得票

ゲズィジ調査会社のムラト・ゲズィジ代表は1月のハルクTVで2017年12月に行われた世論調査で政党の得票率についての発表をした。回答は以下の通りである。

AKP:42%
CHP:20,1%
善良党:20,2%
MHP:7,29%
HDP: 8,73%

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:本岡篤也 )
( 記事ID:44674 )