豪華客船、トルコ寄港を再開へ
2018年05月05日付 Hurriyet紙


 世界最大のクルーズ会社が、船のルートの決定ごとにトルコをルートから外し、2018年は寄港しないと発表していたが、再びトルコをそのルートに戻した。ロイヤル・カリビアン・クルーズ社の最も豪華な客船の一つであるアザマラ・ジャーニー号は、5月15日、イギリス人とアメリカ人を主な客とする船で、クシャダス港に停泊する。完全な復帰は、2019~2020年となる。

様々な事件、周辺国での戦争や特に欧米諸国でのトルコに対するネガティブなイメージのため、2016年の観光客数・観光収入は落ち込み、困難な状況に陥った。クルーズ船でトルコを訪れた観光客数は、200万人から30万6千人まで落ち込んだ。2017年、トルコの港へは比較的小型の客船が立ち寄っていた。しか、再び大型客船のルートに入ることになった。以前、2018年にはトルコへ寄らないと発表していた数社が、今年、トルコに客船に航行させることになった。今年クルーズでトルコへ来る観光客数は40万人以上が目標とされているが、業界関係者によると、完全な復帰は2019~2020年になるとみられている。

■9割が減少

 まず、イスタンブルをルートから外した会社は、次にクシャダスに寄港しない決断をした。トルコの港の代わりに、ミコノスとロドスに寄港すると発表した。2017年10月、トルコ旅行代理店連盟クルーズ旅行委員会委員長のルイギ・バルタッズィ氏は、ヒュッリイェット紙の取材で、「トゥイ、ジェレストヤル、シルバーシー、ウィンドスター、トムソンのような会社はトルコの港へ寄り続けたが、クルーズ市場の9割を占めているロイヤル・カリビアン、MSC、セレブリティ、カーニバル、コスタ、プリンセス、ノルウェージャンのようなクルーズ会社はトルコに寄港しないと発表していた。」

■アメリカ人とイギリス人

 しかし、世界最大のクルーズ会社の一つであるロイヤル・カリビアン・インターナショナルに属するアザマラ・ジャーニー号という超豪華客船が、5月15日に850人の旅行客を乗せてクシャダスに寄港することが分かった。エフェスで、乗客へクラシック音楽のコンサートが催されるという。アザマラ・ジャーニーは、世界一おしゃれで超豪華な客船の一つであり、全長は191メートルある。ロイヤル・カリビアン・クルーズ社のトルコ渉外マーケティング責任者のジハンギル・ジャヌユルマズ氏は、アザマラ・ジャーニーの一人当たりの料金は5千〜1万ドルの間で推移するとし、二人の乗客につき一名のスタッフがつくと述べた。同氏は、次のように続けた。「この船により、今年、ロイヤル・カリビアン社がトルコへ初めて航行する。乗船客の大部分をイギリス人・アメリカ人が占める。9泊10日の行程で、クシャダスは停泊地の一つである。我が社は2019年、より多くの客船をトルコへ向ける。しかし、2020年こそが、クルーズ部門にとって、さらに良い年となる。」

■「支援は、重要」

 トゥラ・ツーリズム取締役会会長のエルクント・オネル氏は、クルーズ船のトルコ来航は非常に大きな意味があると強調し、次のように続けた。「クルーズ部門は、ここ数年不調であった。しかし、少しずつ回復が始まった。2019年、特に2020年は、大きく回復すると期待している。ロイヤル・カリビアンの最も豪華な客船の一つが、トルコへ来るのは嬉しいことだ。先日もMSCクルーズ社が、2019年にトルコへの航行を再び始めることを発表した。政府からの支援も非常に大きな助けとなる。しかし、なにより、イスタンブルの港の工事を一刻も早く終わらせる必要がある。なぜなら、クルーズ船のルートであると数年前から決まっているからだ。もし港の工事が少しでも早く終われば、イスタンブルにとって非常によいことになる。」

■乗客一人あたり1,000ユーロ使う

 業界関係者の情報によると、クルーズ船の乗客の8割は港に停泊後、ツアーに参加する。トルコへ日中だけ滞在する観光客は特にイスタンブルで一人あたり400ユーロ以上使う。一方トルコで停泊が行われれば、この数字は少なくとも1,000ユーロまで伸びる。

■30万6千人の観光客が来航

 クルーズ旅行市場において、トルコは、2013年220万人の旅行者を獲得し、クルーズ市場の10%を占めていた。海運総局のデータによると、274隻(の大型船)がトルコへ来航した。しかし、2017年は307隻の船が寄港し、30万6千人の観光客が来航した。ノルウェージャン・クルーズ・ライン社は2018年シーズンからクシャダスを、オランダ・アメリカ・クルーズ社に関しては2020年からトルコの港をルートに加えると決定したことを、先日発表した。

■MSC社は、アンタリヤとイズミルから開始

 MSCのトルコ総局長ネジラ・トゥンジェル氏は、2015年はマイ氏3隻の客船がトルコへ来ていたと述べ、次のように続けた。「しかし、我々は来航を止めなければならなかった。2019に、アンタリヤとイズミルから航行を再び始める。2020年からは、航行数の増加と継続が期待される。MSC社は、トルコで貨物輸送や港にも投資している。トルコへの投資計画は続いている。トルコから完全に撤退することは考えたことはない。」

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(翻訳者:甲斐さゆみ)
(記事ID:44751)