イラク:国民議会選挙の実施
2018年05月13日付 al-Hayat紙
バグダードの投票所にて(写真提供:AP通信)
バグダードの投票所にて(写真提供:AP通信)

■イラク国民数百万人が新たな国会議員328名を選ぶため投票

【バグダード:ブシュラー・ムザファル】

イラク国民数百万人が昨日(12日)、2003年の米軍占領以来4回目となる議会選挙の投票を行った。選挙中、国民や特定の団体からは、今回の選挙で初めて使用された電子投票機器について、一部に不具合や機器の停止が生じたというクレームが寄せられた。

投票所は昨日午前7時に開場し、有権者受付を開始した。高等選挙委員会が最終集計結果として発表した数字によると、今回の選挙で投票権を有するイラク国民の総数は2430万人に達する。同委員会は、有権者受付のため18の県に7919の投票所を設置し、午前7時から午後6時までの間投票を受け付けると定めた。その後開票作業が行われ、72時間以内に最終結果の発表が予定されている。

また、今回の選挙で参政権を有する避難民の数について、同委員会は82万2938名に達すると述べた。

イラク選挙委員会は、963人の国際監視要員と、各政党・団体を代表する13万3000人以上の監視要員、7万5000人の国内監視要員、1400人以上のジャーナリストおよびテレビ局に対して、選挙プロセスの推移監視を許可した。選挙では、87の政治集団・同盟が国会の328議席をめぐって争う。

バグダードや他の県に設置された投票所の一部では、今回初めて使用された電子投票機器に不具合が生じた。しかし、独立選挙委員会はこれについて、深刻な不具合は生じていないとした。委員を務めるハーズィム・ラディーニー氏は、投票所で使用された機器の一部に不具合が生じたことを認めつつも、メンテナンス・チームにより既に解消されたと指摘した。

高等選挙委員会のマアン・ヒーターウィー委員長は、「選挙は広範な有権者の参加とともに、効率よく円滑に進んでいる」と述べ、「委員会は起こり得るすべてのケースに対処すべく、メンテナンス室を立ち上げた」と述べた。同委員長は、「投票機器は安定して機能しており、機能不全は見られない。投票時に起こり得るいかなる機能不全もコントロールできるよう、専門家や機器のメーカー企業が現場にいる」と安心させた。

一方、イラク弁護士協会会長のアフラーム・ラーミー氏は、「バグダードやその他の県の投票所で違反行為が複数確認された」と述べ、「問題を高等選挙委員会に報告」することを要求した。同氏は、これらの違反行為は「他の投票所がまだ開かれていない時間帯に複数の候補者リストの宣伝を公に行う」といった行為にみられたと述べた。

アフラーム・ラーミー氏は、「投票所の一部には女性検査要員が不在のところもあった。これにより、一部電子投票機器の不具合に加え、女性の投票が妨げられることもあった」と指摘した。

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(翻訳者:北本芳明)
(記事ID:44787)