イエメン:イエメン首相はソコトラ島危機の終息を宣言
2018年05月15日付 al-Quds al-Arabi紙

■イエメン:イエメン首相はソコトラ島危機の終結を宣言も、当局筋は「場当たり的な解決」だと明かす

【タイズ:ハーリド・ハマーディー】

イエメンのアフマド・オベイド・ビン・ダグル首相は昨日(14日)、UAE軍が同首相の滞在中に占領し、ここ数日世論を騒がせていたソコトラ島の危機終息を宣言した。同首相はソコトラ島からアデンへ発ち、そしてサウジアラビアの首都であるリヤドを訪問した。

ビン・オベイド首相は(フェイスブック)の公式アカウントにて発表した声明の中で、次のように述べた。「すでに理性的な思考が優勢となった、そして我々は皆(イエメン人もUAE人も)親戚であることを思い出したのだ。ソコトラ島は正常に戻った。(中略)我々を昼夜悩ませた危機は終息したのだ。そしてこの危機は我々の同盟をほとんど分裂させかけた。」

さらに同首相は次のように続けた。「我々は皆、自身のために勝利し、我々の一体性、アラブ性、そして同盟のために勝利した。イエメン国旗は再び(ソコトラ島の)空港や港の空にはためいたのだ。そしてその国旗を守る兵士の風貌から、彼がサバア王国(注:紀元前8~2世紀頃に現在のイエメンの一部に存在した王国)の末裔であり、ヒムヤル王国(注:紀元前2~紀元5世紀頃に現在のイエメンの一部に存在した王国)の末裔であり、(中略)つまるところソコトラ島の男だということが分かるだろう。」なお、同じ声明の中でソコトラ島の空港、港湾がイエメン軍に返還されたことも述べられていた。

また、本紙はイエメン政府筋から次のように伝えられた。「ソコトラ島危機の解決といっても、UAE軍が島の空港と港湾から離れただけで、UAE軍は島内の別地区に移動したに過ぎない。これはつまり、UAE軍のソコトラ島占領作戦は未だ続いており、この問題はいつでも再燃し得るということだ。」

さらに当局筋は次のように指摘した。「『場当たり的な解決』だと評されるこの問題の解決宣言は、サウジアラビア軍が14日にソコトラ島に到着し同島を占領していたUAE軍の行動を抑制するために駐留を開始したことを受けて行われた。」

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(翻訳者:中鉢夏輝)
(記事ID:44796)