AKP、ギュレンとの記念写真をどう弁解?
2018年05月18日付 Cumhuriyet紙


 フェトフッラー・ギュレン派テロ組織(FETÖ)の頭目と写真に収まるAKPのイスタンブル選出国会議員エクレム・エルデム氏が会長を務める協会に、イスタンブル市が25年間の無料での敷地提供をしていたことが問題となっている。CHPは、「この写真に(我々は)傷ついた」と声明して提供の決定に反発し、AKPは「政治家が握手の際、目の前の人物の身元はわからないものだ」と擁護した。

 『ソズジュ』紙のオズレム・ギュヴェムリ氏の報道によると、2008年に、AKPのイスタンブル選出国会議員エクレム・エルデム氏の主導で設立されたトルコ言語文学協会が敷地提供を申請していたことが、5月16日のイスタンブル市議会会合で取り上げられた。

 エクレム・エルデム議員が会長を務め、AKP幹部が創設者に名を連ねる同協会は申請書類で、エユップスルタン・フェスハーネ地区の2区画、計243平方メートルの建物と庭園を、教育・社会活動の目的で協会に提供するよう要望した。そこには、現在、協会の建物があり、所有権がイスタンブル市にあった区画は、トルコ言語文学協会に25年間無料で貸与された。


 決定にはCHPが反対した。CHPのスポークスマン・タルク・バルヤル氏は、同協会の会長でAKP所属の国会議員が写真でFETÖと手を取り合っている点を指摘し、「この写真には我々は傷ついた。誰もが呪うFETÖと手を取り合っている写真を見て、我々はこの提供に反対票を投じた。協会の活動内容が良いものだとしても、この写真で反対したのだ」と述べた。

■「身元を確認するような状況などない」

 AKPの会派スポークスマン・オメル・シャハン氏は、「同協会は言語と歴史についての活動をしている。無関係の人物に関してあれこれ言うのは適当ではない」と語った。AKPのオメル・リュトフィ・アル副会派代表は、「握手の写真にそのようなコメントをするなら、CHPの議員の多くは辞めなければならない。そのような写真は彼らにもある」と述べた。協会創設者の一人で市議会会合の司会をしたアフメト・セラーメト第一副議長も、「政治家が目の前に現れた人物と握手する際に、貴方は何者か、などと尋ねる状況などない」とコメントした。

■協会の創設者

 イスタンブル市議会で問題となっている提供が行われたトルコ言語文学協会の創設者には、大統領顧問で元AKP議員のヒュセイン・ベスリ氏、AKP副党首のムスタファ・アタシュ氏、AKP国会議員のブルハン・クズ氏、AKP党首顧問で元国会議員のハリデ・インジェカラ氏、AKP国会議員で元閣僚のメフメト・ミュエッジノール氏、AKP国会議員のフェイズッラー・クユクルク氏、アブドゥッラー・ギュル氏の叔父で元AKPイズミル選出国会議員のメフメト・テケリオール氏、元国民教育相のオメル・ディンチェル氏、イスタンブル市議会主席会派代表のアフメト・セラーメト氏、イスタンブル住宅開発計画産業貿易(KİPTAŞ)会長のイスメト・ユルドゥルム氏、アフメト・ミスバフ・デミルジャン氏、ムスタファ・デミル氏、アズィズ・イェニアイ氏、イドリス・ギュルルジェ氏などが名を連ねている。

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(翻訳者:貝瀬雅典)
(記事ID:44804)